企業でWebの担当をされている方なら、何年かに一回は通る「サイトリニューアル」。
成果の出るサイトにするために、サイトリニューアルを考える前に知っておきたい事を3つにまとめてご紹介します!
1.サイトリニューアルの目的を明確にする
まずは一つ目。サイト制作会社に依頼する前にまずは社内も含めて確認すべきことです。
どういう課題があるか
現状のWebサイトにどういった課題があるかを明確にします。
例えば自分たちで更新できる領域が少なかったり、デザインが老朽化して最新のものに変えたい、動画を入れたい、などなど。
Webサイトの構造やノウハウは日進月歩で更新されていくものなので、成果を上げるサイトにするためにはまずは現状のサイトでどういう課題があるかを細かくリストアップする必要があります。
どういうWebサイトにしたいのか
課題を洗い出すと、次はどういうWebサイトにしたいのかを明確にします。
参考の他社サイトを見てもいいですし、自分が心地よいと思うWebサイトを探すのも良いです。
どういう機能を持たせて、誰が「見やすい」と感じるWebサイトにするのか、これも社内で様々な意見を聞きながらまとめていきます。
まずはこの二つを行うことで、リニューアルの目的が明確化されると思います。
2.結構なお金がかかる
Webサイトリニューアルは例えるのであれば古くなった家のリフォームです。当然、費用もそれなりにかかってしまうことを知っておいて予算を組みましょう。
一からサイトを作るのと変わらない
まず、Webサイトリニューアルと言っても、構造的には一からサイトを作るのとそこまで大きくは変わりません。
画像やテキスト情報、ページの構成などは既存のものを活かせるかもしれませんが、多くのパターンがそういったコンテンツも一新してサイトリニューアルを行います。
サイトリニューアルに関わるエンジニアやデザイナーの工数を考えても、一からサイトを作るのと対して変わらないということを認識しましょう。
ページが多ければ多いほど費用は高くなる
一からサイトを作るのと作業ボリュームはそこまで変わらないのですが、異なる点は、現行サイトで運用しているページを全て作り変える必要があるということです。
例えば、商品の紹介をしているサイトで商品毎のページがあるとすると、商品数が多ければ多いほど自ずとページ数も増えてきます。
1ページ1ページを作り直すケースはあまりないのですが、既存のページを全て作り変える必要があるため、ページ数が多ければ当然作業ボリュームも膨らみ、費用も上がってしまいます。
3.自分たちの手も動かす必要がある
サイトリニューアルを考える前に知っておきたいことの最後は、企業のWeb担当者の方含めて関わる方全員の手を動かす必要があるということです。
準備するものが多い
サイトリニューアルをする際に、例えばバリバリのWebデザイン会社にディレクション含めて全てお願いする場合、上がってきたデザインやテスト環境のサイトを確認するだけの作業になります。
しかし、実際はそんなことは無く、基本的には発注側の企業とWebサイト制作会社との合作になるケースがほとんどです。
そうなってくると例えばサイトリニューアル時に使用する原稿や画像の準備、動画が必要であれば新たに動画を作ったりと、かなり準備するものが多くなることを知っておいてください。
詳しくは下記の記事で紹介しています。
社内調整も必要
サイトリニューアルに必要なものの準備を進めると同時に、社内の調整も必要になってきます。
Webの担当を社長自ら行っている規模の小さな会社であれば問題ないのですが、数十人規模の会社になってくると、Web担当者が経営陣の確認をとる必要があります。
もしこの社内調整を怠ると、所謂「鶴の一声」現象でせっかく進めたサイトリニューアルが一から…なんてことにも成りかねないので気を付けましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。企業のWeb担当者がサイトリニューアルを考える前に知っておきたいことを紹介しました。
初めてのサイトリニューアルの場合だと、右も左もわからないことが多いと思うので、参考になれば幸いです。