動画制作は内製する?外注する?それぞれのメリット・デメリット

こんにちはSokoageの伊藤です。動画制作と聞くと、今や数多くの企業が行っているコンテンツ制作になりますが、作り方は企業それぞれ多種多様です。

そんな企業が行っている動画制作について、内製する方が良いのか外注する方が良いのか、それぞれのメリットデメリットを、動画制作の内製化支援と制作請負両方を行っている僕たちの立場から記載していきたいと思います。

いきなり補足ですが、ここでいう「動画制作」とは「映像制作」と異なり、YouTubeチャンネル用の動画や、サービス・商品紹介動画、説明動画などのことを指します

動画制作外注のメリット・デメリット

まずは動画制作を外注した場合、どういったメリットとデメリットがあるのか見ていきます。

企業の規模によって動画制作外注の頻度は様々ですが、ほぼほぼまずは外注を検討するかと思います。

動画制作外注のメリット

  1. プロの動画制作者によるクオリティの担保
  2. 客観的な制作が可能
  3. 機材を所有する負担が無い
  4. 制作する動画の領域によって依頼先を分けられる
  5. 制作を依頼することで他の業務に集中できる

メリットはざっとこれくらいでしょうか。

何よりも、動画制作においてはクオリティや制作に関することもメリットが多いですが、「機材を所有する負担が無い」ことが大きなメリットとなります。

動画制作の機材は、決して安くはありません。カメラに三脚、編集用のパソコン、特殊撮影の機材、撮影場所の設営など、安いもので揃えようとしても50万〜100万円はかかってしまうことはザラにあります。

逆に言うと、動画制作者は「ちゃんとした機材を揃えている」からこそ仕事をやっていけているので、「機材を所有する負担が無い」ことはメリットになりますね。

他にも、動画制作者にも得意不得意があります。編集一つとっても、YouTuber的な演出ができるのか、シンプルなインタビューが得意なのかなど、作りたい動画によって依頼先を変更できるところも動画制作外注のメリットになります。

動画制作外注のデメリット

  1. 制作費用が高い
  2. スケジューリングが難しい
  3. フィーリングが合わない可能性がある
  4. コンテンツ量産が難しい
  5. 企画をしっかり考える必要がある

反対にデメリットはこれくらいとなります。

動画制作は、通常のデザインやWeb制作と異なり、撮影日のスケジューリングなどの進行管理が少しややこしいです。カメラマンや出演者、関わる多くの人のスケジュールの調整が必要になってきます。

また、一本当たりの動画制作費用はものによりますが、撮影まで含めると安いものではないため、例えばYouTubeチャンネルを高頻度で更新したい場合など、予算感が合わないとコンテンツ量産が難しくなります

さらに、動画制作者は「撮影」と「編集」を請け負うことが多いため、肝心の「企画」は発注側である程度考える必要があるため、そこの手間はどうしても省くことはできません。

動画制作内製のメリット・デメリット

続いては動画制作を社内で内製した場合のメリット、デメリットを紹介していきます。

動画制作の内製を検討する企業は、何度か動画を外注したことがあるうえで、「更新頻度をあげたい」や「制作費用を抑えたい」という要望のもと、内製を行うケースが多いです。

動画制作内製のメリット

  1. 社内にノウハウが蓄積される
  2. YouTubeチャンネルなどの更新頻度が上がる
  3. イメージの共有がしやすい
  4. 撮影などのスケジュールが組みやすい
  5. 長期的なコスト削減になる

以上が動画制作内製のメリットとなります。

他のクリエイティブ制作の内製化もそうなのですが、やはり社内で内製を行うことで、まず社内にノウハウが蓄積され、制作物の具体的なイメージが共有しやすくなります。

他にも、SNSなどに力を入れる際に必要なコンテンツである「動画」の更新頻度は、内製することにより外注時と比べ物にならないほど上がります

撮影や編集などのスケジューリングも、社内で完結するため外注時より組みやすくなるのが、動画内製のメリットとなります。

動画制作内製のデメリット

  1. 人手が必要
  2. 社内の人間関係の影響が大きい
  3. スキル習得に時間がかかる
  4. 機材購入の費用がかかる

動画制作を内製する場合、大きく分けて上記のデメリットが考えられます。

まず何より、動画内製専属の人員が必要になってきてしまいます。内製を選択する多くの企業は、専門の部署をつくり対応することになります。

また、社内の人間関係やパワーバランスなど、外注時に影響の少なかったものが制作物に大して大きな影響を与える可能性もあります。

さらに動画制作というものは、「撮影」と「編集」の両輪のスキルが必要になってくるため、習得に時間がかかるうえに、カメラ機材などの購入費用、買い足しなどが発生し、お金と時間がかかってしまいます

どちらが会社に合っているか?

では、動画制作を外注するのと内製化するのでは、どちらが会社に合っているのでしょうか?

実際にあったケースを踏まえて、いくつか参考に挙げてみたいと思います。

こんな場合は動画制作内製化を

  • YouTubeチャンネル立ち上げなど動画の更新頻度を上げる必要がある
  • 写真撮影など含めてカメラ機材の購入を検討している
  • 毎月コンスタントに動画を制作している
  • 動画制作を社員がやりたがっている
  • 動画を使った広告をコンスタントに発信したいと考えている
  • フィーリングの合う動画制作の外注業者が見つからない

こんな場合は動画制作は外注で

  • イメージ動画などの制作が多い
  • 規模の大きい動画制作ばかりやっている
  • 外注が作っているクオリティを続けたい
  • 人手が足りていない

あくまでも参考になりますが、動画制作を外注か内製かで悩んでいる方は是非参考にしてみてください。

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最後に

動画制作の内製と外注についてお話しさせて頂きました。

動画制作の内製と聞くと、機材を揃えたりカメラの扱いを学んだりとハードルが高そうにみえてしまいますが、内製化を行うと制作頻度、更新頻度などは必ず上がります。

YouTubeチャンネル一つとっても、定期的な更新が必要なので、そういったケースを想定している場合は動画の内製化をお勧めします

反対に、大量の機材と人を使って動画制作をしているような外注に常日頃から動画制作を依頼している場合は、なかなかそのクオリティに追いつくことは難しいので、外注のままが良いと思います。

動画制作の内製、外注どちらかで悩んでいる方の参考になれば幸いです。

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PROFILEわたしが書きました

itotty

普段は動画制作をしてます。itottyです。
好きな映画は「ファイト・クラブ」、「ブギーナイツ」、エドガー・ライト作品全般などなど。映画がとにかく好きなので、映画と絡めて面白くて、わかりやすい記事を書いていきます!