【PremierePro】テロップのテキストスタイルの読み込みと書き出し方法【prtextstyle形式】

みなさんこんにちは、Sokoageの伊藤です!

最近のPremiereProを使った動画編集では、「テロップスタイル」機能により自分で作ったテロップを配布・販売したり、逆に購入したテロップデザインを読み込めるようになりました。

そこで今日は、PremiereProの「prtextstyle形式」のテロップファイルの読み込みと書き出しの方法をご紹介します!

「prtextstyle形式」とは?

「prtextstyle形式」とは、PremiereProから書き出されるファイル形式で、主にテロップのスタイル情報が入っています。

このファイル形式はPremiereProでしか読み取りができません。

ユーザー間でテロップのスタイルを渡したり、販売されているテロップをダウンロードした際にこの「prtextstyle」のファイルを見かけることがあります。

「テキストスタイル」機能のメリット

「prtextstyle」ファイルは、PremiereProのテロップ作成機能である「エッセンシャルグラフィックス」内の「テキストスタイル」として使用されます。

「テキストスタイル」機能のメリットは、例えばタイムライン上のテロップを一括で指定のスタイルに切り替えたり

過去に作ったテロップを別のプロジェクトでも使えるように保存したりすることができます。

では早速、PremiereProで「prtextstyle」ファイルの読み込み・書き出しなどの扱い方を紹介していきます!

テキストスタイルの書き出し方法

まずは「prtextstyle」ファイルとして、テロップのスタイルを書き出す方法を紹介します。

①テロップを作成して「エッセンシャルグラフィックス」パネルを開く

まず初めに、書き出したいテロップを作成します。

色や縁などを装飾してテロップが完成すると、「整列と変形」の下にある「リンクスタイル」横の「+」ボタンをクリックします。

②「スタイルを作成」をクリック

「リンクスタイル」横の「+」ボタンを押すと、ポップアップが開きます。

ここで、「スタイルを作成」をクリックします。そうすると、ファイル名と書き出し先を選択するポップアップがさらに開きます。

③書き出し先を選択する

最後に書き出し先を指定します。「プロジェクトに保存」と「ローカルスタイルに保存」とありますが、詳細は以下です。

書き出し先の詳細
  • プロジェクトに保存:現在編集しているプロジェクトファイル内にテキストスタイルが保存されます。再度同じプロジェクトファイルを開くといつでもスタイルが使用できます。
    別プロジェクトで使用したい場合はテキストスタイルを読み込む必要があります。
  • ローカルスタイルに保存:作成したテキストスタイルを「prtextstyle」ファイルとしてローカルのフォルダに保存します。「prtextstyle」ファイルとして保存されるので、別プロジェクトファイルで使用したい場合はここから読み込めば使用可能です。デフォルトの保存先は以下の通り。(Mac、Windows共通)
    Documents(書類)/Adobe/Common/Assets/Text Style

複数プロジェクトで使用する前提の場合は、両方ともチェックを入れて「OK」をクリックします。そうすると、以下の画像のように保存したテキストスタイルが表示されます。

これで「prtextstyle」ファイルの書き出しは完了です。

テキストスタイルの読み込み方法

続いて、「prtextstyle」ファイルをダウンロードした際や他プロジェクトで使用する際のテキストスタイルの読み込み方法を紹介します。

2パターンあるので、どちらでもお好きな方法で試してみてください。

①プロジェクトパネルから読み込む方法

まずはプロジェクトパネルから読み込む方法です。

これは他の動画素材などを読み込む時と全く同じやり方なので、とても簡単です。

最初に、プロジェクトパネルの空いているところをダブルクリックします。

そうするとポップアップでフォルダが開きますので、ここで「prtextstyle」ファイルがあるフォルダを表示します。

その後クリックして読み込めば、画像右下のようにプロジェクトパネル内に読み込んだテキストスタイルが表示され、完了です。

②エッセンシャルグラフィックスパネルから読み込む方法

続いてはテロップの編集などをする「エッセンシャルグラフィックスパネル」からテキストスタイルを読み込む方法です。

こちらもシンプルで、「エッセンシャルグラフィックス」内の「リンクスタイル」横の「+」ボタンをクリックし、「スタイルを読み込む」をクリックします。

そうするとポップアップでフォルダが表示されますので、「prtextstyle」ファイルがあるフォルダを指定し、ファイルを読み込みます。

ポップアップで「Import Text Style」と出てきますが、ここで「ローカルスタイルに保存」にチェックを入れておくと、先述のDocuments(書類)/Adobe/Common/Assets/Text Style内に同じ「prtextstyle」ファイルが保存されます。

あとは「OK」を押せば読み込み完了で、「リンクスタイル」のプルダウンから読み込んだテキストスタイルが選択可能になります。

まとめ

いかがだったでしょうか!今回はPremiereProのテロップで使うテキストスタイルの読み込みと書き出し方法について紹介しました!

「prtextstyle」ファイルを受け取った際に、どうすればよいかわからない方も多いと思いますが、参考になれば幸いです!

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PROFILEわたしが書きました

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