一昔前まではクリエティブの制作やWebの更新、管理は外注に依頼するのが基本でした。
ただ最近はツールやソフトが誰でも使えるようになり、企業でも「内製化」や「インハウス」で外注にお願いしていた業務を社内で完結することが多くなりました。
この記事では、内製化を検討している企業がまずは知っておきたい「内製」についてお話しします。
内製化とは?
ではまず、内製化について詳しくお話しします。
外注していた業務を社内で行うこと
内製化とは、言葉の意味だけで言うと以下のようになります。
内制
読み方:ないせい
別表記:内製
正しくは「内製」。物を製作する際に、外注せずに内部だけで製作すること。引用:weblio辞書
つまり、何かを制作する際に外部に委託して制作せず、社内で制作をすることです。
クリエイティブ系だとイメージがつきづらいですが、例えば実際の物や商品だと、社内に自社工場を設けて制作するということです。
実際に最近多いのは、デザイン物(チラシ、名刺etc…)などを外部のデザイナーに発注せず、自社の社員が制作したり、動画制作を撮影から編集まで社内で行ったりするパターンです。
インハウスとは違う?
内製とセットで良く聞く「インハウス」という単語ですが、これも内製とほぼ同じ意味になりますが、少しだけニュアンスが異なります。
「インハウス・スタジオ」と言うように、インハウス自体は既に内製化された状態を差すことが多いです。
ほぼほぼ内製の横文字、の認識で問題はありません。
内製化の方法は?
では実際に内製化したいと思った時、どういった方法があるのでしょうか?
ヘッドハンティング・採用
まず大多数が思いつくのが、新たな人材をヘッドハンティングしたり、採用するパターンです。
元々デザイナーをやっていた人材や動画制作の経験のある人を探し出して、部署を作り、会社に招き入れます。経験者を会社に入れることでスムーズな内製化が可能です。
しかし当然ながら、かなりのコストがかかってしまうのと、会社自体にクリエイティブの土壌がないと、ルールや雰囲気に馴染めずに退職してしまう可能性もあります。
既存社員のスキルアップ
最近よくあるパターンですが、既存の社員に一から教育して、新たなスキルを身につけてもらうパターンです。
例えばデザインやWebのことなどを、内製化支援を行っている外部に教えてもらい、社内で育てていきます。
新たに人を雇うよりコストも抑えることができ、退職などのリスクも少なくなるのがメリットです。
ただ反対に、スキルアップをしたいという社員が見つからなかったり、無理やりやらせてしまうと内製化に失敗する可能性もあります。
内製化のメリット・デメリット
では最後に、内製化のメリットとデメリットをお話ししたいと思います。
内製化のメリット
- コミュニケーションコストの削減
- 長期的なコスト削減
- ノウハウの蓄積
- ブランドイメージの維持
- 社員の働き甲斐増加
ざっとあげると、こんな感じです。
社内で制作を行う内製化をすることによって、外注時に発生していた齟齬やイメージの違いがより少なくなり、何よりノウハウが社内に蓄積されていくのが、内製化の良いところです。
内製化のデメリット
- 初期費用がかかる
- 継続する体制が必要
- 社員の評価制度を見直す必要がある
- 社員の業務量を圧迫する
反対にデメリットは以上の通りです。
内製化を行うことで、もちろん社内から反発があったり、社員の業務量が変わってしまう可能性があります。
何より、内製化で新たに雇用した社員、スキルを取得した社員の熱量が低ければ、継続することが困難になってしまうリスクもあります。
領域により異なる
一概の内製化のメリットとデメリットと言っても、内製化する領域によって異なります。
以下の記事に動画とデザインの内製化について詳しく触れていますので、是非ご参考にしてみてください。
内製化の無料相談会を実施しています。
とは言え、いざクリエイティブの制作を内製化しようと思っても、どういったところから着手して良いかわからない…という方も多いはずです。
そこで、Sokoageでは私たちがご提供している『NAISEI(内製化支援サービス)』のご案内も含めて、企業のクリエイティブ内製化についての無料相談会を開催しております。
これまで、数多くの企業の内製化支援をお手伝いさせて頂いた、確かな実績をもとにみなさまの内製化支援の進め方についてご提案させて頂きます。
最後に
以上が企業が知っておきたい内製化についてでした。
最近はコンスタントにコンテンツを更新する必要があるので、内製の需要は高まってきています。
ただ、やはり内製化に取り掛かる前に、社内の状態や継続的な体制がとれるかを良く検討する必要があります。
内製化を検討している方の参考になれば幸いです。