昨今のWebサイトには埋め込み方は多々あれど、必ず「動画」が使われています。
この記事では、これからサイトリニューアル やサイト制作で動画を使いたいと考えている方へ、Webサイト用の動画を制作するときに絶対に事前に考えておいた方が良いポイントを3つ紹介したいと思います。
はじめに
この記事では、サイトリニューアル やこれからサイトを作る方で「動画」をサイトに使いたいなと思っている方に向けてWebサイト用の動画制作のポイントをご説明しますが、あくまでも「Webサイト用の動画」とジャンルを限定しています。
Webサイト用の動画とは、例えば自社のサービス紹介のために作った動画や、SNS広告などで使うための動画を「サイトに置いておきたい」とは少し異なります。
例えばTOPページの背景で流す様な、Webサイトでよりユーザーの反応を得るために、Webデザイン上背景的な扱いで流す動画の制作ポイント説明となりますので、ご了承ください!
ポイント①:あくまでも「背景」の認識で
まずは動画全体のシーンにも関わることです。
メインキャッチに使う場合は「背景」にする
Webサイト用に制作した動画をファーストキャッチやメインキャッチに使用する場合、必ず「背景」に流す程度に考えておきましょう。
よくありがちなのが、「自社のこういう細かいこだわりを動画にしてWebサイトに埋め込みたい」という要望をスタートにWebサイト用の動画を作ってしまうことです。
しかしながら、Webサイトを訪れる人は必ずしも「動画」を見にきているわけではありません。ユーザーの要望とミスマッチしてしまっているので、あくまでも「背景」に流す程度で動画を構成しましょう。
例えば「インタビュー動画」は向いていない
極端な具体例を出すと、例えばWebサイトのメインキャッチとして動画を使い、その動画がインタビュー動画だったとします。
インタビュー動画は音声やテロップを使い、インタビュアーがインタビューを受ける側に商品の使用感などを聞いて実際の声として活用します。
しかしこれがWebサイトの冒頭にあっても、ユーザーからすると急にまだ知ってもいない商品やサービスの宣伝をされるため、何のことかわからなくなってしまいます。
Webサイトの「背景」として流す動画は、あくまでも自社の雰囲気ややっていることがイメージ的に伝わればOKです。
ポイント②:長さは15~30秒が最適
続いてはWebサイト用の動画の長さについてです。
基本的には全部見られない
前述の通り、Webサイトで使われる動画の多くは背景として使用されます。
基本的には、まじまじと見るものではないので、長さも長くても30秒程度でOKです。
もしこれが長すぎると、動画自体のファイル容量が大きくなりすぎ、サイトの読み込みに時間がかかってしまったりします。
最適な長さで自社のイメージを伝えれるように工夫しましょう。
背景に流していて心地よいか
長さに関連して大切なのが、Webサイトの背景として流していて心地よいか、という点です。
例えば、同じ様なカットが15秒ずっと流れていても、あまり印象に残りません。
複数のカットを効果的に使い、Webサイトを訪れているユーザーにとって心地のよい背景として構成することがポイントです。
ポイント③:Webサイト用の動画では伝わらないと考えておく
ポイント①と少し被りますが、Webサイト用の動画制作に着手する前に必ず覚えておいて欲しいことです。
サービスや商品の紹介では無い
TOPページで背景として使用する、Webサイト用の動画は自社のサービスや商品の紹介をするために制作するのはNGです。
前述の通り、あくまでも主体はWebサイトであり、動画ではありません。
ここの認識を間違ってしまうと、「うちの会社は■■のサービスをしていて〇〇な強みがあるからそれを動画に入れたい!」という要望につながってしまいます。
それは動画制作のバックグラウンドとしてあってもよいですが、実際にWebサイトの背景などに使う動画では中々伝えきれません。
サービスや商品の紹介を動画で伝えたい場合は、別途動画を制作した方がよいです。
雰囲気を重視する
というわけで、かいつまんで言うとWebサイトの背景などで流す動画としては、振り切って雰囲気を重視してしまっても良いです。
Webサイトを訪れたユーザーが、動く背景に対して静止画だけのサイトよりわずかに注意を向けてくれるだけで、ある意味目的は達成しています。
とは言っても、全く関係の無い動画を流してしまうのはよくないので、しっかりと自社のイメージが断片的に伝わるWebサイト用の動画を制作しましょう。
下記は弊社で実際に制作したお客様のサイトですが、あくまでも雰囲気を伝えることにフォーカスをあてています。
まとめ
いかがだったでしたでしょうか。Webサイトに埋め込む動画を制作するときに考えておくべきポイントをご紹介しました!
これからサイトリニューアルやサイト制作に携わる方で、動画を使ってみたいなーとぼんやりと考えている方の参考になれば幸いです。