みなさんこんにちは、Sokoageの伊藤です。
今日はオンラインスクールや内製化などで、動画制作の方法を受講し終わった方向けに、動画制作のスキルアップのためのおすすめの勉強方法をお伝えしたいと思います。
あくまでも動画制作系のスクールに通って、「基礎はわかっている」方向けですので、一から勉強する方向けには別記事で紹介したいと思います。
はじめに
一言で「動画制作」と言っても、ピンからキリまであります。
僕がお仕事で動画を作る時は「動画制作」と「映像制作」を頭の中で使い分けて考えています。
「動画制作」は既存の情報などをまとめて、動画で伝える。(これは画像でもテキストでも代替可能)
「映像制作」はイメージを伝えるもの。
というざっくりとした分け方です。
今世の中に溢れている「動画制作」「動画編集」系のスクールは、いずれも前者の「動画制作」のことだと思いますので
今回は「動画制作」の勉強方法をお伝えします。
「動画」と「映像」の違いは以下の記事に詳しく書いていますのでご興味があれば。
「撮影」と「編集」を分解して考える
「動画制作」と言っても、当然ながら「撮影」と「編集」に分かれます。
動画編集系のスクールに行った方は「編集技術」だけ磨けばいいのですが、「動画制作」を通してやる場合は「撮影」の方のスキルも磨く必要があります。
それぞれ別個におすすめの勉強方法を紹介していこうと思います。
撮影スキルの勉強方法
機材も必要になってくるのですが、まずは撮影スキルを磨いていく方法です。
基本を反復する
基本は大事です。動画制作系のスクールで撮影を学んでいるのであれば、「構図」や「露出」など基本的なことは学んでいるはずです。
実際に現場に立つと、「露出」はカメラの設定でなんとでもできますが、「構図」まで頭が回らなかったりします。
なので、パッとカメラを出してきちんとした「構図」と「露出」で撮れるくらいには基本を反復しましょう。
機材を自分の身体の一部にする
前述と似通ってきますが…ひたすらカメラに触れて、機材を自分の身体の一部にすることも効果的です。
例えば現場で、カメラのモニターに出したい情報があるのに、今まで出したことが無くわからない…モタモタ…なんてことはお金もらって仕事しているうえで絶対やってはいけません。
カメラが自分の身体の一部になるくらい、使い倒しましょう。
例えば、日常的にカメラを持ち歩いたり、家で物撮りの練習をしてみたり…などが具体的には良い勉強になります。
「照明」を理解する
ある程度撮影に慣れてきたら、ワンオペの到達点?である照明も気にしてみましょう。
今まで内製化支援などで教えてきた生徒さん達は、やはり「カメラは触れる」ようになるまでは誰でもできますが
照明などを理解して「良い画」を作り込むまではいかなかったりします。
当然ですが照明さんという仕事があるのである程度限界はありますが、インタビュー撮影の時に照明を使って綺麗に撮れるくらいには照明の勉強した方が良いです。
本を買って学ぶも良いですが、YouTubeにもたくさんハウツーがあるので、スキルアップしたい方はまずは見てみましょう。
あらゆる現場を経験する
元も子もないことですが、「撮影」のスキルは「経験した現場」の数と比例して上がっていきます。
上記の「撮影練習」をいくら積んでも、なかなかスキルアップにはつながらない…。
自分でコンテンツを作って発信していくのであれば、毎回が「撮影現場」になるかもしれませんが
お仕事を受注していく場合は、まずは仕事の取り方を考えなければいけない…という卵が先か鶏が先かの話になってしまいます。
まあ毎回の現場にちゃんと気合いを入れていけば大丈夫です。
編集スキルの勉強方法
続いてはYouTube編集などでも言える編集スキルの勉強方法です。
デザインを学ぶ
動画系のスクールを出て、ある程度編集ソフトは使いこなせるようになっていると思います。
スクールに通っているとわかるかと思うのですが、「動画の編集」自体は作業として簡単です。極端に言えば切って繋げるだけだったりします。
これから動画編集で食っていこうとするのであれば、「デザイン」の勉強は必須になります。
例えばテロップ。見出し。OPタイトル。などなど。動画を編集するうえで画面構成を考える必要がありますよね。
なので、動画編集のスキルアップを目指すなら、Pinterestや、電車内の広告動画やテレビCMを見て、「デザイン」をインプットするのが良いです。
アニメーションを学ぶ
動画編集をスクールで学んだ後の方の多くは、静的というか、あまり動きのない編集はできるようになっていると思います。
ただ実際の仕事では、OPをアニメーションで動かしたり、テロップを動かしたりなど、様々なアニメーションが加わります。
なので、編集スキルアップのためにアニメーションを学ぶことはかなり有効です。
アニメーションといえばAfterEffectsなどが出てくると思いますが、一旦はPremiereProなど編集ソフト上で使える、キーフレームを用いたアニメーションで良いと思います。
これも色んなハウツーがYouTubeに出ているので、自分の引き出しを増やすためにも作ってみると良いです。
まとめ
以上が、動画制作スキルアップのためのおすすめの勉強方法でした。
動画制作系のスクールを出たあとは、実際に仕事をとったり、自分で動画を作ったりする方が多いと思いますが、その後のスキルアップの方法ってわからなかったりしますよね。
僕もやっているかって?半分くらいは…。というかアニメーションは苦手です…。