みなさんは、取引先などとのやり取りでファイル名に『(日)(月)(火)…』という文字が入っているのを見たことありませんか?
Macユーザーで、Windowsとのやり取りがあるような方は経験あると思います。
言うまでもありませんが、これは文字化けです。任意で入れている曜日ではありませんね。
ぼくは、特にデザインで使う画像などをご手配頂いた時に、これに出くわすことが多いです。
今日は、このWindowsから届く”番号の文字化け”について、解決方法を備忘録的に解説したいと思います。
なぜ、この文字化けが発生するのか?
そもそも、この『(日)(月)(火)…』という文字化けは、なぜ発生するのか。
これは、Windows側で「①」「②」「③」…と、丸囲いの数字にしていることが原因です。
この丸で囲われている数字は、通常の文字とは異なり「環境依存文字」と呼ばれるもので、OS環境によって表示のされ方が変わってしまうものです。
たまに、文字を変換している時に「一部のメールクライアントでは表示されません。」のような警告が出る文字がありますが、それがこの環境依存文字です。
もちろん、WindowsとMacではOSが違いますので、ここで文字化けが発生するわけです。
解決策
それでは、この文字化けが発生してしまった際には、どのように対応すれば良いのか。
ここでは、最も手っ取り早く解決するために、化けてしまった文字に対応する一覧表を作りました。
以下の表をご確認頂き、それに対応した数字に手動で書き換えることで、元の数字に戻すことが可能です。
上記の通りです。
ご覧頂くとわかるのですが、1,2,3…と若い数字は、(日)(月)(火)と曜日の順ですが、8以降はさすがにわからないですよね。
ちなみに、曜日以降の数字も「株」や「名」など、どれも環境依存文字であることがわかりますね。
Macユーザーの方へ
上記のように、受け取ったタイミングで曜日が入っていて困った経験があると思うのですが、送ってくれる側は「わかりやすいように…」と丁寧に変換してくれていることがほとんどです。
変換の手間こそあるものの、その気持ちを忘れず「次回以降は半角英数で番号振ってください。」とお伝えするようにしましょう。
ぼくと同じように、だいたいのMacユーザーは、この問題に直面している時に”どこに使う、どの写真。”みたいな指示を受けているはずです。
数字が1つズレるだけで全然違うものになってしまいます。認識の齟齬をなくすためにも、こういった状況を先方と共有して、ファイル名・フォルダ名には半角英数を使ってもらうようにしましょう。
Windowsユーザーの方、よろしくお願いします。
出来れば日本語を使うのも控えた方が良いです。特に圧縮して、zipファイルで送る場合などは、文字化けが発生する可能性大です。データやり取りの基本ではありますが、半角英数で…
まとめ
Windowsから送られてきた、(日)(月)(火)…などの文字化けについて、解説してきました。
ぼくの場合は、多くても数十種類のファイルを扱うことが大半なので、ここでご紹介した手動での変換で事足りますが、今回のような文字化けと出会うシーンが多かったり、データの数が多い場合は、リネームソフトやMac標準搭載の「Automator」を使って一気にリネームしてしまうことも可能です。
初めのうちは、上記の一覧表を見ながら手動で対応して、あまりに面倒だな…と感じたらこういったアプリケーションで対応するのが良いかなと思ってます。
いずれにしても、受け取ったデータがこうなっている以上は、元の数字に戻して対応していくしかないので、こちらが皆さんの解決に少しでも役だっていれば幸いです。
Windowsユーザーの方も、こういったことがMac側で起きているということを知っておいて頂けるだけでも、業務がスムーズに進むのではないかなと思います。
一番間違い無いのは、どんな時も”半角英数”を使うこと!