そろそろ独立したい…フリーランス1年目で思うところ

会社を辞めて独立したいな…。誰にも縛られず、自由気ままに働きたい。誰しもそう思うことがあると思います。社会のシステムに則って生活する以上、日本であろうが辺境の地であろうが、働くということから逃れることはできません。

しかし、働き方は変えられます。アルバイトで過ごすのか、正社員になるのか、独立開業してフリーランスになるのか。

僕自身、独立して一年とちょっとが経ちました。巷の本屋には、独立1年で1,000万円を儲ける方法などという所謂ビジネス書籍が大量に積まれています。勿論これらはハウツー本なり自己啓発本であって、何一つ間違えていません。

しかし、それらの本は大体が成功体験談を元にしています。本当に実力のある人が独立して成功する。お金に困らず、幸せな生活を送る。絵に描いたような成功体験は、本を読んだだけでは自分のものにできません。

では、独立して、”儲けてはいないけど、生活は何とかできている”人たちはどれくらいいて、どんなことをしているのでしょうか。この記事では独立1年目の僕の所感を含めて、実体験を色々と書いて行ってみようと思います。

独立しようと悩んでいる人や、独立したての人。おおよそ25~35歳くらいまでの未婚の人に読んでもらえたら、へーっと感じてもらえるかもしれません。なぜ未婚と言ったのかと言えば、結婚すれば変わるんだ!って言われるのが嫌だからです。トイレで用を足しながらでも、午後のコーヒータイムにでも、サクッと読んで貰えれば、文筆屋冥利に尽きます。では早速。

独立1年、実際の生活はどうなのか

いきなり生々しい話ですが、僕の独立1年目の生活についてお話ししてみます。まず僕が何を持って独立したのか。今やってる事業として大きく分けると、ドローン、映像制作、Web系、の三本柱です。Web系と言いつつも、非常にザックリとしていますが、こんな感じでブログを書いたり、Webディレクターをやったりです。

独立前から知見や経験があったものから、独立してから始めたものまで様々あるのですが、基本的にこの三本柱で生計を立てています。基本的にと言いましたが、勿論各事業でスキルにばらつきがあります。平均すると、下の上。良く行っても中の中。

プロとしてお金を貰っている以上その判断はどうなんだと言われるかもしれませんが、プロの世界も様々です。10万円で満足する案件もあれば、100万円で満足する案件もある。プロの中にもピラミッドはあるのですね。だから、そのピラミッドの中での判断であり、お客様に対する成果物は勿論毎回全力投球です。

生活費は?サラリーマン時代と比較して?

さて生活費です。僕は30歳手前なのですが、こんな感じの生活基準です。

  • 実家暮らし
  • 車所有
  • 保険、年金支払い中
  • 借金少しあり
  • 未婚
  • 貯金少しあり

具体的な金額で言うと、家に入れるお金や携帯、車のローンなど諸々の固定費を含めて、月20万円あれば何とか生活ができるレベルです。これはサラリーマン時代からあまり変わっていません。裕福でもなければ、貧乏でもない。そこら中にいる中流層です。

ちなみになぜ実家でパラサイトシングルをしているのかと言えば、率直に家を出る理由がないんです。結婚もまだだし、仕事場も特にないから通勤もない。関西の割と便利なところに住んでるし車もあるので、逆に何で実家から出て行くの?って感じです。

では収入の話です。サラリーマン時代は額面で26万円ほど、手取りで20~24万円くらいは貰っていました。ちなみにボーナスはスズメの涙程度だったので、勘定しません。正社員で、平日きっちり9:00~18:00まで。遅くても20:00には退社してました。外回りの営業をしていたので、コンビニでサボったり、琵琶湖を見ながら昼飯を食ったりしてました。

飲み会は週に一回くらいやっていて、趣味といえば映画鑑賞とゲーム。服やブランドはそんなに興味がなく、服好きの友達からお古を貰っていました。どこにでもいる平凡なサラリーマンです。給料も特に不満はなく、普通に生活できていました。

現在の収入は、全部計算した後で月に25万円ほど。これは平均です。上がり下がりがあるので、端的には言えません。サラリーマン時代より、ちょっと稼いでいるかな?ってくらいです。同級生に聞いても、大体同じくらいです。勿論高収入の仕事をしている人は別ですが。

内訳は、ザックリ言うと、映像制作で10万円、ドローン関係の仕事で10万円、Web系で5万円くらいというイメージです。かける時間はまちまち違うのですが、おおよそ均等に時間をかけている感じです。

生活で言えば、週に一回の飲み会が無くなったり、あまり外にお金を使うことが少なくなりました。その分貯金しようとか、機材を充実させようとか、仕事に直結する買い物を多くするようになりました。

精神的にはどうなのか?

サラリーマン時代は精神的に今思い返しても辛かったです。だから週に一回酒の力でリフレッシュしていました。何が辛いかと言えば、周りや上司に気を使って、お客さんにも気を使って、ある程度うまくサボったり上司に気に入られてはいたのですが、やはり毎朝満員電車に揺られ、同じ事務所に同じ顔ぶれで似たような仕事をする毎日は辛かったです。職種的にも興味のある分野じゃなかったですし。

ではフリーランスの今はどうなのかと言えば、やはりある程度辛いです。今日の朝なんかは広瀬すずと付き合う夢を見るくらいに追い詰められています。来月収入なかったらどうしようとか、これからどうしようとか、考え始めればキリがありません。

不安で眠れない夜もあります。考えても仕方のないことなのですが、考えられずにはいられません。ただ、仕事は楽しいです。自分でものを売ったり、自分の作ったものに対価が発生する。サラリーマン時代よりは健全だけど、精神的に不安定にもなるって感じです。

営業方法やお客様とのトラブル

それでは、実際の仕事の内容はどうなのでしょうか。僕の仕事の場合、依頼があってから映像なりWebページなりを組み立てるパターンと、ノウハウや物など、既存のものを売るパターンがあります。どちらにせよ必要なのは営業活動です。

フリーランス1年目の営業方法

独立してすぐ、まずは周りの知人に声をかけました。「こういう仕事を始めたから、何か仕事をくれないか」と。勿論中には実際に仕事に結びついたこともあります。そういう活動や、無料で何か実績を作って、営業に活かしていきました。

営業方法なのですが、最初はテレアポやメール営業を行っていました。幸いニッチなことをやっていたので、割と反応はよかったです。実際に会って、仕事に繋がることも多かったのですが、やはりこちらが下手になってしまうため、単価も上がらないし、無茶な要求も出てきます。

そんなことを半年やっていたのですが、一向に埒があきません。貯金も減ってきていました。それからはなるべくお客さんに手をあげてもらう営業に切り替えました。イベントを開いたり、HPのSEOをあげたり。そうするうちに、既存のお客さんや新規のお客さんからの依頼が増え、単価も今くらいまでになりました。

やはりフリーランスなので、自分に何が提供できるのかを考えて営業した方がいいです。度肝を抜く技術力で高品質な成果物を出すのか、そこそこの技量で安く、案件を増やすのか。自分のスキルによってその辺は変わってくるので、一概には言えませんが…。

トラブルが起きたら誰も守ってくれない

会社にいた時は、何かトラブルが起きたら会社が守ってくれました。法的なトラブルになる時は大体会社に対してです。ある仕事があって、それを指示した人や企画した人がいて、実行した人がいる。責める矛先が多く、会社としての責任になります。

しかしフリーランスは違います。自分がフロントに立って、自分で考えて自分で納品まで行う。一から十まで自分でやってしまうため、何かが起きてもそれは自分の責任になります。法的なトラブルになってしまったら、責められるのは自分です。

自分を守ってくれる盾がないので、何かトラブルが起こればプライベートにも影響します。なるべくトラブルはない方がいいのですが、トラブルとはどうしても起きてしまうものです。自分を守るためにありとあらゆる手段で盾を準備しておくのがいいなとこの一年で学びました。

休みはない。24時間365日営業になる。

サラリーマン時代は、多くの正社員の方がそうですが、勤務する日というのは決まっています。よほどのブラック企業ではない限り、休みと勤務時間は雇用契約書に定められています。

しかしフリーランスはどうでしょうか。悲しいかな、コンビニのように24時間365日営業になってしまうのです。僕もこの日は休み、と決めていても、貯まった事務作業をしてしまったり、急に仕事が入ったり。「会社が休みなんですよー」という言い訳ができなくなります。

それに、売り上げ=収入に直結している分、”サボっていると来月死ぬ”という焦燥感が怒涛の勢いで襲ってきて、おのずと体が動いてしまいます。

この辺は今後、フリーランスと言えど休みを儲けて、ちゃんと仕事が回るようにしないとな、と改めて反省します。

まとめ〜独立してもなんとかなる…?〜

独立して一年、思うところは多々あるのですが、今回は生活を中心にお話しさせてもらいました。多分、多くの「仕事できる」と言われる人や何か特別に秀でたスキルがある人は、独立してもなんとかやっていけると思います。

だけど、自己啓発本やビジネス書に書いてある独立して爆発的に成功した例は、言わばメジャーリーグのイチローの活躍であると思ってください。そこにいくまでに努力も必要だし、時間も必要です。あなたを突き動かす明確な理由も必要です。独立した多くの人は、「なんとかやっていってる」に留まっているのです。

かくいう僕もまだまだペーペーで、ありがたい話で「なんとかやっていってる」組に入れているのですが、これからどうなるかわかりません。怠らずに、前向きに今後も仕事をしていければなと思います。




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