こんにちは、Sokoageの宮澤です。
イベント告知のSNS広告や、チラシ、ポスターなどなど日付が必要なデザインを作るシーンって、とても多いですよね?
ぼくはほぼ毎日と言って良いほど、この日付の入ったデザインを目にしますし、作ったりもしています。
この日付部分のデザインが意外と厄介で、毎回ここのレイアウトに頭を悩ませているデザイナーさんも多いと思います。実際に作る人でなくても、この日付部分のデザインに携わる方なら1度は頭を悩ませたことがあるはずです。
そこで今日はこの「日付のデザイン」について、悩んだ時に参考までに見ておきたい鉄板パターンをいくつかご紹介させて頂こうと思います。
まさに今、日付の入ったデザインを作っているデザイナーのみなさんはもちろん、これから作る予定がある方や別の形で携わっている方もぜひ参考にしてみてください。
普通に日付を入れてはいけない理由。
まずは、こちらをご覧ください。
なにも考えずに日付を入れた時の例です。WordやExcelなどの事務的な書類ではよく見る文字列だと思いますが、広告などのデザインで日付がこのレイアウトだったら、どうでしょうか。
もちろん日付自体は伝わりますが、文字のサイズに強弱もなく、文字間も絶妙なバランスであまり気持ち良いものではないなと感じでしまう人が多いはずです。
あとはなんと言っても「これなら誰でも出来るやん!」感が否めないですよね。
このような突っ込みどころが多いデザインは、結果としてあまり多くの人に受け入れられないことが多いです。
日付のデザインを作る基本の考え方。
まずは日付デザインの基本的な考え方ですが、上図のように「数字は英語フォント」「漢字は小さく」というのを意識しましょう。
英語フォントは絶対ではありませんが、英語フォントの方が種類も豊富でデザインを作りやすく、目を引くデザインが作りやすいです。もちろん日本語フォントで良いものがあればそれでも全然OKです。
いずれの場合も、「月」「日」「曜日」の項目は優先順位が低い要素なので小さくします。
日付の文字サイズの半分以下くらいを目安に、この漢字要素を小さくするとバランスが良くなります。
こういった日付の部分だけ見ても、優先順位を考えてサイズの強弱を付けることで、だいぶ見やすいデザインになります。
日付デザインの鉄板パターン
日付デザインの基本的な考え方がわかったところで、ここからはぼくがオススメする鉄板パターンをご紹介してきます。
「全体のデザインに合うか?」「日付を配置するスペースがどれだけあるか?」という2軸で見て頂けると、どれを参考に作ったら良いかわかると思うのでオススメです。
参考になりそうなデザインがあったら、ぜひ使ってみてください!
パターン1.曜日を囲って少し重ねる。
まずは鉄板パターンの1つ目です。
基本形をよりシンプルにして、曜日の部分に少し遊びを持たせたデザインです。
デザイン自体に大きな特徴はなく、ものとしての幅もそこまでないので、比較的どんなシーンでも使えるはずです。
ちなみに、ここの参考では「月」「日」を使わないでデザイン作っていますが、漢字を使ったデザインでも活用できます。
パターン2.「/」を使ってレイアウトする場合の基本形。
ここからは「月」「日」を使わず、「/」で日付を表現するデザインです。
よく見るデザインではありますが、曜日を日付の下に配置することでコンパクトになっています。
普通に横に配置してしまうと、どうしても横長になってしまう日付デザインですが、こうすることで多少使いやすくなるはずです。
パターン3.年号を入れてバランスを取ってみる。
日付を大きく目立たせたい場合のデザイン例。
直近のイベント告知などでは、「月」の要素も優先順位が下がるので、「日」だけ突出して目立たせるデザインなどでよく使います。
日付が大きくなった分、そこの高さに揃えるように曜日を縦配置で置くとバランスが良いです。
パターン4.全ての要素を入れて強弱を付ける。
こちらは空間に余裕がある場合にオススメのデザインです。
全体的には横長のレイアウトになりますが、年号がちょっとしたアクセントになりながら、全ての要素を入れることが出来ています。
ただ、こういった細かい要素を含む場合、写真の上に重ねるなどの配置には向かないので、実際に入れるデザインとのバランスを考える必要があります。
パターン5.装飾を入れて強弱を付ける。
こちらは少し、日付部分として目を引くデザインになっています。
この参考では日付を表現する「/」をモチーフに、必要な要素に強弱をつけてわかりやすくデザインしています。
このデザインの多少配置を選ぶので、実際のデザインとの兼ね合いを考える必要があります。
パターン6.縦でレイアウトする場合。
最後にご紹介するのは、縦配置のデザインです。
DMやバナーなど、サイズが決まっていて、かつ入れる情報が多いような時に使える縦レイアウトです。
縦に並べると、全体的にそれぞれの要素が同じくらいのサイズになってしまいがちなので、ここでも強弱を意識しながらデザイン作ると良いです。
最後に
日付デザインに悩んだ時に、参考にして頂きたい鉄板パターンを6つご紹介してきました。
どれにも共通していることは、強弱を考えながら、少しアレンジを加えて見やすくしていることです。
「日付くらいわかれば良い」などとは考えず、この小さな中でもデザインのセオリーに則ってレイアウトを組むとより、デザイン全体が美しく仕上がるはずです。
ぜひ、参考にして日付のデザインを素敵に仕上げてみてください!
最後まで、お読み頂きありがとうございました!