みなさんこんにちは、Sokoageの伊藤です。
本日はSNS運用を行なっている工務店にとって悩ましい問題「SNSの使い分け」についてお話しします。
管理しなければいけないSNSは年々増加していますが、これを読んで自身に必要なSNSを判断して頂ければ幸いです!
はじめに
工務店含め、多くの企業がSNSを、新しいユーザーとの接点や既存顧客とのコミュニケーションに活用しています。
個人のSNS運用と違い、必ずしもバズったり登録者、フォロワーが増えることが成果とイコールではないのですが
今回は工務店業界でよく使われる以下の3つのSNSの特徴を踏まえて、運用例をお話しできればと思います!
- YouTube
- TikTok
工務店のYouTube運用
まずはユーザーが最も多いと言われるYouTubeについてお話しします。
特徴
- ユーザー年齢層:全年齢
- ユーザー性別:男女半々くらい
- 投稿形式:動画、縦型ショート動画
- 指標:チャンネル登録者、再生回数
YouTubeは動画をメインとしたSNSですが、最近ではTikTokやInstagram同様、「縦型のショート動画」も重要になってきています。
運用しながらチャンネル登録者や動画の再生回数を増やしていき、新しいユーザーとの接点にしていきます。
他のSNSと異なり、「何かを学ぶため」「気になることを知るため」に使っているユーザーに対して、きちんと長い尺の動画で応えてあげます。
工務店の運用例
次に実際に運用する際のコンテンツの例を挙げていきます。
・ルームツアー動画
ルームツアー動画はInstagramやTikTokでサクッと見れるものも流行っていますが、YouTubeで更新する場合はどちらかと言えばもっと丁寧な作りにします。
実際にスタッフが話ながら紹介したり、他のSNSより細かく紹介できるのが特徴です。
・家を建てるときのハウツー
「ローンの組み方」や「工務店選び」など、これから家を買うユーザーに対して「タメになる」知識を動画として発信します。
・お客様インタビュー
「実際に住んでみた感想」などを動画コンテンツとしてインタビューで発信します。工務店選びに迷っているユーザーの参考になるような内容です。
YouTubeに関しては、他のSNSと違い「会社プロモーション動画」や「採用動画」などをアップすることができるので、企業の公式チャンネルとしての立ち位置が確立されています。
以下に参考の記事をのせておきますので、さらに詳しく知りたい方はぜひチェックしてください!
工務店のInstagram運用
続いて、「画像」投稿がメインになるInstagram運用についてです。
特徴
- ユーザー年齢層:10~30代
- ユーザー性別:女性がやや多い
- 投稿形式:画像、縦型ストーリー、動画、縦型ショート動画
- 指標:フォロワー数、いいね数など
Instagramと言えば元々は写真を投稿するSNSだったので、今でも投稿の多くは写真になります。
動画はTikTokと同じく、縦型のショート動画がメインなので、TikTokと同じコンテンツを投稿している方もいます。
YouTubeと違い、完全にスマホで見るSNSなので、コメント欄にURLのリンクが貼れなかったりと、ビジネス使用ではやや難があります。(最近はプロフィールに複数のリンクが貼れるようになっていますが)
工務店の運用例
Instagramで更新するコンテンツの運用例を紹介します!
・施工事例写真
施工事例などで使う写真を、そのまま使用するパターンです。
やはり「理想のお家を建てたい」と考えているユーザーも多くいるので、こういった施工事例の写真はInstagramに適していると言えます。
・読み物として投稿
写真ではなく、読み物としてデザインされた投稿を作成し、運用するパターンです。
例えば「将来困らないローンの組み方」など、ブログやメディアで書くような記事を噛み砕いて、複数画像として投稿します。
・ストーリー投稿
ストーリーの投稿はどちらかと言えば「イベントの告知」や「会社の近況報告」など、ユーザーと限りなく近い距離での投稿になります。
こちらは縦型の投稿になるので注意が必要です。
Instagramの運用についてのメリットとデメリットを過去の記事で書いているので、こちらもぜひ参考にしてください!
工務店のTikTok運用
最後に紹介するのは比較的新しいSNS、TikTokです。
特徴
- ユーザー年齢層:10代が圧倒的
- ユーザー性別:男女半々
- 投稿形式:画像、縦型動画
- 指標:フォロワー数、いいね数など
TikTokと言えば「若い人が使っている」というイメージが強いかと思います。確かにある会社が行った調査では、6割以上が10代のユーザーでした。
他のSNSと違い、投稿した動画に対するコメント欄も「X(旧Twitter)」っぽく荒れやすくなっています。
工務店が運用するSNSとしては優先順位は低くなりますが、他のSNSではリーチできない層にリーチ可能です。
工務店の運用例
TikTokを工務店が運用する際に、どんなコンテンツがあるのか解説します。
・ルームツアー動画
YouTubeのルームツアーとは違い、なるべく短く、なるべく端的に紹介する動画になります。
よくあるのが、スタッフがお家の中を動きながら、早送りで流すような動画です。
・アイテム紹介
住宅内に使う家具や家電の紹介です。使って見た感想などを紹介する動画になります。
・スタッフによるバズ企画
TikTok内で流行っている企画を、スタッフがやってみたりします。よくあるのがダンスなどです。
以上が各SNSの特徴と、工務店ので運用例でした!
さいごに…コンテンツの流用は危険!
いかがだったでしょうか!代表的なSNSの特徴と、工務店での運用例を紹介しました。
さいごになりますが、よくSNS運用とコンテンツ作成のご相談をいただいた際に、「YouTube用に動画を作って他のSNSにも載せたい」というご相談をいただきます。
確かに、一回の撮影で複数のSNSに載せれば効率は良いのですが、これは結構危険な考え方です。
この記事で紹介した通り、各SNSには特徴があり、動画の形式から何から異なるため、コンテンツを流用してもユーザーの反応が全く得られない場合もあります。
各SNSに合わせたコンテンツを作ることが、うまく運用していくコツになりますので、この記事が少しでも参考になれば幸いです!