こんにちは、Sokoageの伊藤です!
みなさんの会社では、「動画」を外注して制作した事ってありますか?
僕自身、動画を制作し始めて10年経ったのですが、依頼頂いたお客様により「動画」の外注頻度は全然違いますし、目的も違います。
当然ながら、会社として「初めて」動画を外注する方もいらっしゃいます。
やはり他の制作物と違い、動画の外注というのはいくつか特殊なこともありますので、「初めて動画を外注する!」という方に向けて
【初めての動画外注】シリーズと題して、”動画を外注するためのステップ”を紹介してきたいと思います。
Vol.1は、「動画が最適?かを考える!」です。
動画外注のメリットは?
まずはじめに、動画を外注して制作する場合のメリットを社内で内製化した場合と比較して、いくつか紹介します。
どういった動画を作るかにもよりますが、大きく分けて動画外注のメリットは以下3点です。
- 初期費用(機材購入費)がかからない
- クオリティの担保
- 業務負担の軽減
初期費用(機材購入費)がかからない
動画制作を社内でするとなると、最低でもカメラ、編集用のパソコン、SDカード、三脚…などなど、作る動画にもよりますが、30万円程度の初期費用がかかってしまいます。
そのうえ、上記の機材を「使いこなす」までの人件費を考えると…。かなりの費用がかかってしまいますね。
動画制作を外注する場合だと、上記の費用はかからずに「制作費」だけで済みます。
ただ、「どれくらいの頻度で動画を作るか」「どれくらいのクオリティが必要なのか」により左右されますので、動画制作の内製化と外注は天秤にかけて検討する必要があります。
クオリティの担保
動画制作といっても、素人が始めるYouTubeレベルで良いのであれば、社内で機材を揃えて動画制作をした方がよいです。(その手探り感も味になります)
ただ、多くの人に見てもらう、会社のブランドイメージを保つ必要がある場合などは、やはりクオリティを担保できる動画外注の方がメリットがあります。
業務負担の軽減
動画を作る場合、企画→撮影→編集と、ザックリ分けても大きな3つの工程があります。
これを社内で担当が行うとなると、他の業務と兼業しながら…では必ず無理が出てしまいます。
社内に業務負担をかけたくない場合もやはり、動画を外注することでメリットが出てきます。
まずは「動画が最適?」かを考えよう
動画外注のメリットを確認したところで、まず最初に数あるクリエイティブ制作の中で「動画が最適」なのかを考えましょう。
そうすることで、「何を動画で伝えたいのか?」という動画制作の骨子が浮かび上がってくるはずです。
なぜ動画である必要があるかを考えるために、まずは細かく以下を書き出していきます。
- 動画で伝わる事
- テキストや画像で置き換えられない事
- どういった場で使用するのか
- 動画を作ろうと思った体験(参考の動画)
動画で伝わる事
他のクリエティブの制作物と異なり、動画で伝わる情報はかなり多いです。
音楽、音声、動画の構成、テロップ情報…1分足らずの動画にも詰め込める情報は多くあります。
「実際に体験する」のと近しい情報を伝える必要の有無をまずは考えてみましょう。
テキストや画像で置き換えられない事
例えばインタビュー動画と、Webに掲載するインタビューを比較してみます。
インタビュー動画では、インタビューされる人の喋り方、スピード、声の質など、実際にその人と会った時のイメージと近いイメージでインタビュー内容を伝えることができます。
Webに掲載される場合は、インタビュー中の画像や、インタビュー内容のテキスト情報のみなので、読み手によって捉えるイメージが異なってきます。
これが、テキストや画像で置き換えられない情報となります。動画を制作する場合、テキストや画像以上に伝えたいことがあるかを考える必要があります。
どういった場で使用するのか
動画を制作したい、と思った時、必ず「どこで流すか」が重要になります。
これは制作を請け負う側からも技術的にどういう形式の動画で納品するかに関わってきます。
Webサイトで流すのか、シネアドとして利用するのか、SNS広告のコンテンツとして利用するのか。
どういった場で使用するかを考えることで、動画に入れなければいけない情報や、動画全体の長さ(尺)が決まってくるはずです。
動画を作ろうと思った体験(参考の動画)
これがあれば動画制作側からすれば一番手っ取り早い…というものです。
動画を作ろうと思うきっかけは様々だと思いますが、僕たちがよく聞くパターンは「他社がこういう動画でサービスを紹介していて、いいなと思った」です。
世の中の人はスマホで1日何十本もの動画を目にしています。その中で「これは参考にしたい!」という動画があれば、ストックしておくと初めての動画外注の際にとても役に立ちます。
改めて動画である必要を考える
上記を書き出してみると、もしかすると「これ、画像だけでよくない?」や「チラシ作って配ればよくない?」「そんに費用かけれなくない?」となるかもしれません。
それは自社がもっているサービスにより千差万別なので、必ずしも「動画である必要」はないかもしれません。
弊社でもそういった「まずどういうコンテンツが一番良いのですか?」というスタートラインからの相談も多くありますので
動画制作に悩んだら、上記をイメージしながらまずは制作会社さんや代理店に相談してみるのが良いです。
まとめ
いかがだったでしょうか。【初めての動画外注】シリーズVol.1、動画が最適?かを考えるでした。
動画が最適なコンテンツである場合もありますし、やはり動画制作は他の制作と比べ単価が高く、予算的にそこまでかけられない場合もありますので
動画外注の場合は動画のメリットを最大限活かすために、「なぜ動画か?」を考える必要がありますね。
初めての動画外注する方の参考になれば幸いです。