みなさんこんにちは、Sokoageの動画担当、伊藤です。
今日は連載シリーズ「初めての動画外注」の第二弾、「動画の方向性を決めよう!」です!
前回の記事はこちらから
前回の記事にて、「動画が最適?かを考える」にて、「本当に動画コンテンツが適しているか」「なぜ動画にするか」という点を考えられたと思います。
今回は、制作を依頼していく「動画の方向性」という内容に触れていきたいと思います。
動画の方向性とは?
まずは、「動画の方向性」についてです。
前回の記事ではユーザーに届けたい内容から「なぜ動画にするか」を考え、晴れて「動画制作を依頼する!」と決まったわけですが…。
そこからさらに一歩踏み込んで、「動画の方向性」という事を、発注する前に決めていきたいと思います。
大きく決める点は2つです。「誰に」「どういう」動画を届けるか、つまり「Who」と「What」を決めていきます。実際の例を交えてお話ししていきたいと思います。
「Who」を決める
まずは動画を「誰に」届けるかを決めていきます。
ユーザーは千差万別
担当者の方が外注して制作する動画を見るユーザーは千差万別です。
例えば、採用向けの動画を制作するとします。見てほしいのはもちろん、「自分の会社に来てほしい人材」が大きなターゲットなります。
ただ、そこからさらに踏み込んで、「新卒」なのか「中途採用」なのか。さらにその中でも「営業職」なのか「技術職」なのか。
動画を「誰に」届けるかによって、見てほしいユーザーをイメージしていきます。
細かく決めれば良いというものでもない
前述のように、採用動画だと「会社に来てほしい人材」から「新卒」「中途採用」、さらに「営業職」etc…と決めていきます。
ただし、細かく決めれば良いというものではありません。
細かくターゲットを決めすぎると、ターゲット数に応じた動画の本数が必要になってしまいます。
なのでそこは予算と相談しながら、見てほしいユーザー(ターゲット)を決めていきましょう。
具体例
ここまでお話ししましたが、あまりイメージができていない方に向けて具体例をいくつか書いてみたいと思います。
- 「採用活動」のために「新卒」の方に向けた動画
- 「イベント集客」のためにイベント来場のメイン層である「子連れ夫婦」に向けた動画
- 「BtoBサービス告知」のために「サービス業」をしている「経営者」に向けた動画
とこんな感じです。ターゲットを絞り込むことで、幕内弁当のように「なんでも入っている」ごちゃごちゃした動画になることを防げます。
「What」を決める
「誰に」動画を届けるかを決めると、次は「どういう」動画を届けるか、「What」の部分です。
伝えたい大枠を決める
「どういう」動画を届けるかを決めるために、まず最初に伝えたい大枠を決めましょう。
先ほどの「誰に」届ける動画かを決めた際にお話しした、採用動画を例に挙げてみます。
例えば、「新卒」向けの採用動画として、入社後の定着率を上げるために、自分の会社の「社員の仲が良い」様子を伝えていくとします。
この時の「社員の仲が良い」様子を伝えたい、というのが「どういう」動画を届けるか決める際の伝えたい大枠となります。
このように、ターゲットが決まれば「〇〇をしたいから、〇〇を伝える」と動画の「What」部分が決まります。
動画の内容に直結する
今決めた動画の「What」の部分ですが、これが決まると動画の内容がほぼほぼ決まったようなものです。
前述の例通りにいくと、「What」にあたる「社員の仲が良い」様子を伝えるために、社員にインタビューをするのか、実際に仲良く飲み会や遊んでいる様子を撮るのか、など
あとは手段の話になってくるかと思います。
動画を外注する際は、最低限この「Who」と「What」を決めてから業者に相談すると、スムーズに制作が進みます。
具体例
最後に、動画の「What」の具体例をいくつか挙げたいと思います。いずれも「Who」で出した具体例に沿っていきます。
- 「採用活動」のために「新卒」の方に向け、会社の業務の「職人っぽさを伝える」動画
- 「イベント集客」のためにイベント来場のメイン層である「子連れ夫婦」に向け、「昨年のイベントの様子を伝える」動画
- 「BtoBサービス告知」のために「サービス業」をしている「経営者」に向け、「サービスの利便性を伝える」動画
と、こんな感じになります。
まとめ
いかがだったでしょうか。連載シリーズ、初めての動画外注Vol.2、動画の方向性を決めよう!でした。
ひとえに動画を作るといっても、制作会社任せにしてしまうと本筋からずれてしまうこともあります。作りたい側が、しっかりと今日話した「Who」や「What」を決めておくことで、よりよい成果物が生まれます。
初めて動画制作を外注する方の参考になれば幸いです。