【PremierePro】キャプションで作成したテロップを一括で変更する方法【自動文字起こし】

みなさんこんにちは、Sokoageの伊藤です。

今日は以前ご紹介したAdobe PremiereProの自動文字起こし機能のキャプション作成を用いて作ったテロップのデザインを、一括で変更する方法をご紹介します。

過去の記事はこちらになりますので、自動文字起こし機能の基本を知りたい方は是非ご参考にしてください。

【自動テロップ】文字起こし機能の使い方と文字の装飾【PremierePro】

2022年11月17日

はじめに

今回ご紹介する自動文字起こし機能で作ったテロップ一括変更は、通常の「グラフィックとタイトル」で作成したテロップでも同様のことが行えます

ただ、自動文字起こし機能のキャプション作成で作ったテロップと、「グラフィックとタイトル」のテロップは若干仕様が異なりますので、今回は自動文字起こし機能のテロップのみの方法をご紹介します。

キャプションで作成したテロップを一括変更

自動文字起こし機能でキャプション作成したテロップを一括で変更する方法です。

1.テロップの変更方法

まずは基本的なテロップの変更方法ですが、シーケンス上のテロップをダブルクリックすると、右側に「エッセンシャルグラフィックス」が開き、この中でテロップのデザイン変更が可能です。

これは従来の「グラフィックとタイトル」と同じですね。

2.テロップの一括変更の方法

次に、テロップの一括変更を行う方法です。

シーケンス上の変更したいテロップを、全て選択した状態でテロップをクリックすると、先ほどの基本的なテロップ変更と同じく、右側にエッセンシャルグラフィックス画面が表示されます。

簡単ですね。これでエッセンシャルグラフィックスないのフォントの種類や色を変更すると、選択しているテロップ全てに反映されます。

スタイルを設定してから変更

続いて紹介するのは、まずは変更後のテロップのデザイン等を決めてから全てに反映させる方法です。

前述のやり方だと全てのテロップが一括で変更されてしまうので、事前に確認したい場合などはこのやり方を参考にしてください。

1.テロップのスタイルを作成

まずはシーケンス上のテロップを一つだけ選択し、エッセンシャルグラフィックス内でフォントの色や種類、大きさ位置などを調節して変更後のデザインを確定させます。

その後、同じエッセンシャルグラフィックス内で、「トラックスタイル」のタブを開いて「スタイルを作成」をクリックします。

名前をつけて保存すると、変更後のテロップがテンプレートとして保存されます。

2.すべてのテロップにスタイル適用

スタイルを保存したら、先ほどのテロップ一括変更と同様に、シーケンス上の変更したいテロップを全て選択します。

右側のエッセンシャルグラフィックス内、「トラックスタイル」内に先ほど保存したテンプレートがあるので、選択するとすべてのテロップがスタイルに合わせて変更されます。

以上でスタイルを設定した後に、テロップの一括変更が完了です。

まとめ

いかがだったでしょうか。PremiereProの自動文字起こし機能でキャプション作成したテロップを一括で変更する方法のご紹介でした。

実は以前のPremiereProのバージョンだと、このテロップの一括変更というのができず、変更したければ一つ一つ設定を変えていかなければなりませんでした…。

エッセンシャルグラフィックスが導入されて以降、テロップの作りやすさが格段に向上しているので、初心者の方向けにこれからも役立つ記事を発信できればと思います。

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