ホテル・旅館のWeb担当者が自社サイトを改善するときに注目すべき10個のポイント!

ホテル・旅館などの旅行業界も当たり前のように自社サイトを持って、外部もしくは自社の予約システムを使ってWeb集客に励んでいると思います。

僕たちも、メインのクライアント層として、このホテル・旅館業界の方々に協力させて頂いており、Webマーケティングの観点から毎月のサイトレポート作成やサイトの修正などを行っています。

そういった実体験から、この記事ではホテル・旅館業のWeb担当者の方が、自社サイトを改善する際に注意すべきポイントを10個、厳選して紹介したいと思います。

SP(スマホ)対応しているか

超初級のポイントとなりますが、意外にもいまだにSP(スマホ)対応していないホテル・旅館業のWebサイトは多く存在します。

特に今まで自社サイトに無関心であったり、OTAなどのエージェントサイト頼りで運営を行っている場合、SP対応ができていないケースが多いです。

現在はユーザーの7~8割はスマホからのアクセスであるため、SP対応は必須と言えますね。

ここで注意すべきは、自社サイトだけでなく「予約サイト」がSP対応しているかです。自社の予約システムを使っているホテル・旅館業の方はそれなりに大きい規模の企業が多いですが、多くは外部の予約システムを利用していると思います。

その「予約サイト」もきちっとSP対応しており、「スマホで予約しやすい構造」になっていることが重要です。

CTAは適切か

アルファベット文字が続きますが、次はCTA(Call To Action)が適切になっているかです。

CTAとはなんぞや、というところから説明すると、つまりは「資料請求はこちら!」や「ご予約はこちら!」などユーザーの行動喚起するサイト上に設置されたボタンなどのことです。

ホテル・旅館業界の場合は「ご予約はこちら」のCTAが設置されているかと思いますが、これが適切な場所に、ユーザーにとって予約したいという欲求が高まっているときに見えるようになっているかが大切です。

多くのホテル・旅館業界のサイトではトップページに追従するCTAが設置されていたりします。

予約サイトへの導線は適切か

CTAと似た様な内容ですが、外部の予約システムや予約サイトに適切な導線が敷かれているかも大切なポイントです。

ホテル・旅館業界で具体的な例を出すと、例えば「客室情報ページ」があるとして、各部屋の特徴が書かれています。これがただ列挙されているだけだと、「部屋の情報を見て予約を決めたユーザー」を取りこぼしてしまいます。

最低でもこの「客室情報ページ」に予約サイトへの導線があったり、なんなら各部屋の情報の近くに「この部屋を予約する」というボタンがあっても良いくらいです。

同じことがレストランページやアクティビティのページでも言えるため、予約サイトへの導線は自社サイト予約を伸ばしたいときに考慮すべき重要なポイントです。

コンテンツは十分か

ホテル・旅館のWebサイトでユーザーが知りたいのは、「どこにあって、どういう部屋があって、どういう施設になっているか」という疑問です。

特にSNSなどに力を入れている場合など、友人が泊まっていたから泊まりたいという温度感の高いユーザーも多くサイトを訪れるため、ホテル・旅館の魅力を訴求するコンテンツは十分に設置すべきです。

例えば写真一つ撮っても、10年前に撮影した写真を使いまわすのはNGです。部屋の情報やアメニティなども更新されていっていると思うので、自社のことを紹介するコンテンツはしっかりと用意すべきです。

SSL対応しているか

またまたアルファベットが出てきてしまいましたが、SSL(Secure Socket Layer)に対応しているかも色々な側面で大切です。

SSLとは、簡単に言えばサイトの情報をちゃんと暗号化しているかの証明書になります。

契約しているレンタルサーバーなどから発行されるのですが、例えばGoogleChromeのブラウザを使っている場合、SSLに対応していないサイトは「保護されていない通信」とURLの横に警告が出てしまいます。

ホテルや旅館でこれからクレジットカード情報を入れて予約しようというときにこれが出ると…ちょっと怖いですよね。

OTAからの訪問に優位性があるか

自社サイト予約が注目されつつありますが、現状は楽天トラベルやじゃらんなど、OTAを活用しているホテル・旅館がほとんどだと思います。

実はホテル・旅館のサイト名を検索して訪れる多くの人は、「OTAでホテル・旅館名を知って興味を持って検索」して入ってきているユーザーがほとんどなんですね。

つまり、OTAを経由してサイトに訪問しているユーザーに対して、「OTAよりこっち(自社サイト)で予約した方がお得ですよ!」と伝えてあげることで、自社サイトの予約を伸ばすことができます。

価格表記はされているか

これはホテルや旅館のブランドによって左右されるのですが、サイトを訪問するユーザーは少なからず「宿泊費用を知りたい」と考えています。

特にホテルや旅館は無数のプランがあり、部屋によっても料金が異なり…とビジネスホテルとは異なりプラン数や料金形態は増えがちです。

一から十まで表記する必要はありませんが、この価格表記がされているか否かで前述のOTAサイトからの訪問への優位性にも繋がりますので、一度見直してみてください。

日常的にコンテンツが更新されているか

ホテル・旅館業は基本的に年中無休で営業しているかと思います。ということは、常に更新するコンテンツが存在するということになります。

ユーザーにとって、ニュース投稿やインフォメーションは一個一個見ないにしろ、きちんと更新されているかはサイトに対する印象で重要になります。

特にレストランなどを保有するホテル、旅館は毎シーズンメニューが変わるかと思います。「メニューが変わったこと」は一見細かいことに見えますが、それを楽しみにしているユーザーもいるため、現場でトラブルの元になりかねません。

何よりも、ホテルや旅館の現状を日常的にユーザーに伝えていく姿勢が大切です。

予約サイトは見やすいか

ホテルや旅館の自社サイトから少し脱線しますが、記事中で何度も出てきた「予約サイト」に関しても、注意が必要です。

予約サイトはユーザーが最後に訪れ、予約するか否かを決定付ける最重要な場所です。

例えば、あるプランをSNSで知り、そのホテルのサイトを訪れて予約サイトまでは飛んだものの、予約サイト上で無数のプランからそのプランを探さないといけない…などユーザーの手間が増えてしまうと予約を逃してしまいます。

自社サイトの改善を考える場合、予約サイトも同様に見直した方が良いです。

古い情報が残っていないか

最後はホテル・旅館業のWeb担当者が意外に見落としがちなポイントです。

ホテルや旅館のサイトは、一般消費者向けに情報を伝えないといけないため、雑多になりがちです。きちんと専任のWeb担当者がいれば心強いのですが、なかなかそうはいかない企業がほとんどだと思います。

日常的に自社サイトをチェックできないと、「もう終わったイベント」や「終了しているプラン」、「ベッド数が変わった部屋」などの情報が意外と残ってしまっている可能性があります。

サイトを訪れているユーザーは何も思わないのですが、実際に予約してホテル・旅館を訪問した際に悪い印象になってしまう可能性があります。自社サイトに掲載している情報は、なるべく把握するようにしてください。

まとめ

いかがだったでしょうか。ホテル・旅館のWeb担当者が自社サイトを改善するときに注目すべきポイントを10個まとめてみました。

もしこれを読んでいる方が少しでも役に立ったと思っていただければ幸いです!

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PROFILEわたしが書きました

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