雪が降ったら読んでおきたい!道産子が教える、本当の雪道対策。

2018年1月。東京にも結構な雪が降りました。

都心は、この雪で大混乱でした…電車は遅延しまくり、高速は色んなとこが通行止め、一般道も大渋滞です。東京に雪が降ってから3日経った今でも、その混乱は続いています。

こういう状況で必ず報道されるのが事故です。東京の人たちは雪に慣れてないから、本当に事故が多い。

車の事故はもちろん、歩行者が転んで怪我をしたり、自転車での事故も多いですよね…

そういった事故が1件でも減ることを願って、これまで20年以上に渡り雪と付き合ってきた道産子のぼくが「雪が降った時の対策」を注意事項と合わせてご紹介したいと思います。

※ちなみに、あくまで個人的な経験から対策を紹介しているだけで、どこかの専門家に確認したものではありません。

まずは、雪が降った時に考えてほしいこと。

ぼくが生まれ育った帯広市では、早ければ10月くらいから雪が降り、年が明けた4月でも雪が残っていました。

その間、毎日とまでは言いませんが結構雪が降ります。もちろん、雪が溶けてなくなるなんて事はありません。

比べるものではありませんが、北海道では数メートル先が見えなくなる程すごい雪が降ります。そんな時、どうやって過ごしてたかな…という事を考えながら、東京の雪対策を紹介します!

1.傘って必要なのかな…?

東京の人は、雪が降ると必ず傘を差しますよね。

もちろん、服が濡れたり、頭が濡れるのは嫌ですから傘を差す事自体は間違ってないと思うんですが…東京で降った雪のレベルで傘を差す必要はないんじゃないかなーって思います。帯広でも、あんまり傘を差してた記憶はありません。

というのも、雨と違って雪は「直撃→即濡れ」じゃないからです。

雪はとても軽いです。頭や服に降っても、接着している部分って実はすごく少ないです。すぐに溶けて濡れちゃうわけじゃないので、歩いてたら自然に落ちますし、気になるようであれば手で払えば気にならないと思いますよ!(もちろん、全く濡れないというわけではありませんが…)

それを気にするより、傘を持つ事で足元への注意が散漫になっちゃう事を気にしてほしいですね。

これは後ほどご紹介しますが、ただでさえ不安定で滑りやすい足元なのに、傘を持つ事でより不安定になってると思います。転んで怪我をするのと少し濡れるの…どっちを取るかですね。

2.雪が降った当日は大丈夫!?

これは語弊がありますが、朝から雪が降っている場合、その日の日中(陽が出ている時間帯)はそれほど注意しなくても良いかな。という意味です。

というのも、雪が降る日って晴れてること多くないですか?

西高東低の冬型の気圧配置ってやつですよね…たぶん。

こういう日は雪が降って積もるものの、まだかわいいもんです。もちろん、それなりの弊害はありますが、路面状況が悪くなって事故が起こりやすくなるのは当日より翌日以降ですね。

3.ヤバイのは夕方〜2日目以降。

最新の注意を払ってほしいのは、陽が落ちてからです。

それなりに雪も積って単純に足元が悪くなってます。そして、陽が当たって溶けていた部分が凍って脅威となるのです!

このあと、それぞれで詳しくご説明しますが、一晩超えてからが本当の勝負だという事を覚えておいてほしいです。まるでカレーのように。

雪道対策:歩行者編

ここからは、普段の移動方法に応じて、それぞれ注意事項と対策を考えていきます。

まずは、最も多いであろう”歩行者編”です。屋内屋外を問わず足元が悪くなる状況なので、ぼくがご紹介する注意事項を読んで事故のないように歩いてください!

1.垂直に地面と触れよう

図解の方がわかりやすいと思うので、簡単なイラストを描きました。

見ての通りですが、普段歩いてる時って前に進みながら地面に足を着けているので左側のような歩き方になっていると思います。

このまま雪や氷で滑りやすくなっている地面を歩くと着地の瞬間に滑って転ぶ可能性があるんです。なので、右側の図のようになるべく地面に足が着く時は垂直を意識した方が良いです。

あくまで、着地の瞬間の話なので変な歩き方になる必要はありませんよ。

あとは、凍ってる部分では絶対に曲がらない事ですね。この力の方向と同じ原理ですが、氷には基本垂直の力しか掛けないように意識しましょう。これだけで、だいぶ違うはずです!

2.階段は要注意!

おそらく、転倒事故がかなり多いのが階段だと思います。

雨の日も濡れてツルツルしてるので事故が多いですが、雪の日はそれに加えて凍っている場合もあるので要注意です!

特に階段のL字の角の部分が凍る場合が多いので、よく見て上り下りして下さい。これに関しては「よく見ること」と、やはり「垂直に力を掛けること」が大切です。

個人的には下りが本当に危険です!階段で転んでしまうと大怪我に繋がるので、本当に注意して下さいね。

3.危険な時間帯の目安を知る

冒頭で、夕方からが最も危険とご説明しましたが、具体的に地面が凍り出して危険な時間帯はいつなのか。これを知っておく事で、意識して危険を回避しましょう。

単純に”陽が落ちたら”で判断できれば良いのですが、日当たりや場所によって変わってくるので、そういう時は車道を見て下さい。

この写真のように「黒っぽいゴツゴツした氷」が目立ってきたら、もう危険な時間帯だとぼくは判断します。(この写真は、ちょうど危険な時間帯に差し掛かる頃です)

泥水が凍ったようなこの塊は、陽が当たって少し溶けた雪の上を車が走り、雪と車の汚れが混ざって出来るものです。雪が溶けるような暖かい時間帯は、ゴツゴツした状態では現れません。びしゃびしゃの状態です。

この塊が現れるという事は、それが凍るほどの気温になってる証拠です。つまり、地面も凍っています。これを見たら、ご自身の足元もよく注意して歩いてください。

雪道対策:自転車編

続いては、自転車編です。

自転車編に入る前に言っておきます。雪が降ったら基本的には自転車に乗らないでください!ぼくが知る限り最も危険です!

ぼくも過去に自転車で大転倒した事があります。大事には至りませんでしたが、2輪しかなくメチャクチャ不安定で、少しでも失敗したらすぐ転倒しちゃいます。

それでも、様々な事情で自転車に乗るしかない!という方もいらっしゃると思うので、いくつかご紹介します。

1.凍ってる所では絶対に曲がらない

これも図解の方がわかりやすいと思います。

極端な例ですが、見ての通り凍っている部分で方向転換をすると絶対に転びます。凍っている所を自転車で通過する時は、絶対に方向転換してはいけません!

右側にあるように、原付の二段階右折の要領で「真っ直ぐ安全な場所」まで行ってから曲がりたい方向に向きを変えて直進してください。

氷の上を通過する時は”真っ直ぐだけ”。これだけ覚えておいて下さい。

2.立ち漕ぎ厳禁!

これは、もうそのままです。立ち漕ぎはしないでください。

歩き方の時にご説明した通り、氷上で地面に斜めに力が入ると転んじゃうんです。立ち漕ぎする時って、少なからず自転車がどちらかに傾きますよね?

ただでさえ不安定な中、立ち漕ぎで自転車が斜めになったら…ここまで読んでくれた方なら、もう想像出来ますよね。やめましょう。

仮に自転車が傾いていないにしても、立ち漕ぎって一気に車輪が回るので氷の上だと空回りしやすいです。仕方なく自転車に乗る場合は、少し遅いかもしれませんが座って運転しましょう。

雪道対策:車編

最後は、これも結構使う方が多い車編です。

自転車同様、雪道に慣れてない方は運転をしない方が良いです。車での事故は本当に危ないですし、人生変わっちゃうか可能性もあります…。

とはいえ、交通手段が車しかなくて出勤しないといけない!って方も多いと思うので、車での注意事項をいくつかご紹介します。

1.こういう時こそポンピングブレーキ

雪道では必ず「ポンピングブレーキ」を使ってください。教習所で習いましたよね?

正直、通常の時はあんまり使う事ないですが、雪道ではMUSTです。

歩いている時はすぐ近くなので見えるのですが、車に乗ってると地面が凍っているかどうかって判断できません。あとは、意外とタイヤに氷が付いている事もあります。

なので、どんな道でも油断せずにポンピングブレーキを使ってくださいね。

2.氷の上で止まらないようにする

文字通りですが、赤信号や一時停止などで車を止める時に、氷の上ではなるべく止まらないようにしましょう。

写真は自宅前の道路ですが、見ての通りツルツルのテカテカです。この上で止まってしまうと、発進の時不安ですよね。

車間を開けてしまっても良いので、氷の上では止まらないようにしましょう。その為にも速度を出し過ぎない事と車間を広く取る事は言うまでもありませんね。

ちなみに…

もし氷の上で止まってしまった時は、発進の際にアクセルを踏まず、ブレーキから足を離すと車が勝手に前進するアレを使って、少し進み出してからゆっくりアクセルを踏むようにしてください。

氷の上でアクセルを踏み過ぎるとスリップして車の操作が効かなくなってしまいますよ!

3.雪の深い所には入らない

これは裏道とか駐車場とかで陥りやすいんですが、まだ誰も通っていないような雪が積もっている所には入らない方が良いですね。

車だからと安心して雪の上を進みがちですが、そのうち進まなくなります。雪の上を車が走ってる時って、あくまで雪を押し固めているだけです。

進めば進むほど雪も固くなり、次第にその雪にタイヤを取られます。ぼくも一度、東京の裏道を走っている時にタイヤを取られて進めなくなった事があります…

そうなると、もう1人では脱出出来なくなるので、そうならない為にも雪の深い場所へは入らないようにしましょう。どうしてもの場合は、スコップとかを車に積んでおくべきです!

4.子供と自転車に注意!

子供は必ず雪で遊びます。これは、もうどうしようもないので、こちらが気をつけるしかありません。

そして、雪で遊んでる子供は周りが見えなくなります。さらに、雪で視界が悪く、何かあっても急には止まれない状態です。

「雪山の影から子供が飛び出してきた!」みたいな話は、北海道では日常茶飯事なので、東京で運転する場合も気をつけてください。特に住宅街とかの裏道では要注意ですね。

あとは、前述した自転車です。

記載した通り、そもそも自転車は不安定で転びやすい状態で運転してます。

そして、雪の時はだいたい自転車も車道を通る事が多いと思います。歩道が雪で通れないからですね…車道の自転車を追い抜く時はいつもの倍以上距離を取って追い抜きましょう

改めて言います。雪が降ったら自転車には乗らないでください。

番外編:道産子のみなさんへ

いかがでしたでしょうか?

「歩行者編」「自転車編」「車編」と用途に応じて雪道対策をご紹介してきました。東京の雪は、まだ少し残りそうなので、ご紹介した内容が読んで頂いた方の為になっていれば幸いです。

最後になりましたが、ぼくと同じように北海道から関東に出てきて雪を体感している方も多いと思います。そんな道産子のみなさんにも知っておいてもらいたい事があります。

正直、ぼくもそうですが「北海道と比べたら全然じゃん!」って思っていました。ただ、やっぱり東京には東京の怖さがあります。自分の経験を過信せず、こっちの雪ともうまく接していきましょう。

  1. 「ロードヒーター」というモノはありません。
  2. 「除雪車」もありません。
  3. 東京の人は雪の怖さを知りません。

この3つは覚えておいてください。

北海道にいたころは、ある程度の雪なら市役所とか近所のおっちゃんとかが除雪車で、周りの道路とかを除雪してくれていましたが、こっちにはその文化がありません。

ロードヒーターもないので、雪が降った翌日の道路は地獄みたいなトコがいくつかあります。

あとは、東京の人は雪の怖さを知らないので、普通に自転車とかに乗っちゃうし、車もいつも通り運転しちゃいます。

決して、そういう人たちが悪い訳ではありませんが、雪を一番知り尽くしている道産子として、正しく雪の対策をしていきましょう!




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みや

『Sokoage Magazine』の管理人です。
Sokoageの代表として、デザイン/マーケティングの仕事をしています。マルチクリエイターを目指して、多くのモノ・コトに挑戦していきます。 ジャッキー・チェン、K-POP、中華料理大好きで、ゲーム・漫画・映画を嗜みます。北海道帯広生まれ。