こんにちは、Sokoageの宮澤です。
突然ですが皆さんはZoomの画面共有をしている時に、PCが重くなったり…最悪フリーズしてしまったり…という経験はありませんか?
ここ最近特になんですが、この「Zoomが重い…」ということが多くて、いくつかの方法を試して何とか解決しましたので、備忘録的にその方法をここにまとめようと思います。
ぼくと同じようにZoomが重い…と感じていて、特に「画面共有すると重くなる…」とお困りの方の少しでも参考になれば幸いです。
まずは環境の確認
具体的に試した方法に入る前に、この時のぼくのZoom使用環境を簡単にご紹介しておこうと思います。
- PC:MacBook Pro(2019)
- OS:macOS Monterey(ver 12.3.1)
- プロセッサ:2.6GHz 6コア Intel Core i7
- メモリ:16GB 2400MHz DDR4
- 容量:256GB
- カメラ:外付けでSONYのデジカメ
- ネット環境:Wi-Fi(下り120Mbps程度)
ざっと当時の環境はこんな感じです。
直接的に関係ないものもあるのですが、参考までに環境をご確認頂ければと思います。
Zoomの推薦環境を確認
次に、Zoomが公式に掲出している推奨環境を確認します。
そもそもこれをクリアしてないと、改善うんぬん以前の問題ですので、まずはこの推奨環境をクリアしているか確認しましょう。
Zoomの公式からアナウンスされている推奨環境は以下です。
- OS:macOS X と macOS X (10.10) 以降
- プロセッサ:[最小]シングルコア1GHz以上 / [推奨]デュアルコア 2 Ghz 以上(Intel i3 / i5 / i7 または AMD と同等)
- 帯域幅の要件:[1対1のビデオ通話の場合]高品質ビデオでは 600 kbps(上り / 下り) / [グループビデオ通話の場合]高品質ビデオでは 1.0 Mbps / 600 kbps(上り / 下り)
今回のぼくの使用環境と照らし合わせて要点をまとめるとこれくらいで、他にもWindowsの場合やタブレット・スマホで使用する場合などで環境は異なるので、ご自身の環境と合わせて要件をクリアしているか一度ご確認ください。
Zoomの推奨環境はこちらから、ご覧いただけます。
試したこと1.Macのメモリ使用量を減らす
では、ここからは具体的にZoomの挙動を軽くさせるためにぼくが実際に試したことを1つずつご紹介致します。
まず、Zoomに限らず「PCが重い…」と感じたときに誰もが思いつく、メモリ使用量を減らす。ということを試しました。
ちなみに、Zoom使用時に別のアプリケーションなどを開いている場合、当然重くなってしまいますので、そういったことはしていません。せいぜいChromeとNotion(タスク管理アプリ)がアクティブな状態くらいです。
メモリの使用状況はMacにデフォルトで入っている「アクティビティモニタ」で確認が出来ます。アプリケーションに移動して「アクティビティモニタ」と検索すればすぐ出てきます。

上図のように「アクティビティモニタ」を起動すると、現在のメモリ使用状況が確認出来ます。
ここで、下部にあるメモリの使用状況を確認して、使用状況が圧迫されていないか確認してください。もし「使用済みメモリ」で圧迫されているようであれば、不要なアプリケーションをここから削除しましょう。
ちなみに、どれくらい空いていれば良いかというと「Zoomを立ち上げた時にどれくらいメモリを必要とするか」で判断するのが良いと思います。
この「アクティビティモニタ」で、Zoomがどれくらい使うかというのも確認出来るので、実際に確認してみてメモリに余裕を持って動かせるようにしておくのが理想です。
試したこと2.外付けカメラの使用をやめる
次にちょっと怪しいなと思っていた外付けカメラについてです。
ぼくの場合、一般的なUSB接続のウェブカメラと言うよりも、普段ちょっとした撮影などで使っている割と高性能なカメラを外付けのカメラとして使っていたので、その影響でPCが重くなっているんじゃないかなと、疑っていました。
なので、この外付けカメラの使用をやめて、一度MacBookのインカメラに戻しました。
ただ、この時点では解消されず同じ環境だとかなり重いままでした…。
試したこと3.PC本体のキャッシュ削除
カメラで改善されなかったのPC本体のキャッシュと、ブラウザのキャッシュが溜まりすぎていないか確認しました。

本体のキャッシュは上図の通り、「本体HD > ライブラリ > Cashes」フォルダ内に格納されています。
本体自体のキャッシュと、アプリケーションごとのキャッシュがあるので、ここにある不要なキャッシュデータを削除しました。
ぼくの場合はそれほど重いデータはなかったんですが、画面共有する時に立ち上げることがあるアプリケーションが含まれる場合は悪い影響を及ぼす場合があるので、念の為不要なものは削除しておいた方が良いと思います。
試したこと4.PC本体の容量を軽減
次に試したのは、本体の容量を軽くすることです。最初にご紹介した「メモリ使用量」と同じで、PCが重い…と感じた時にこれを思いつく方も多いと思います。
ただ、ぼくは普段からあまり重いデータを本体に保存しておくことはないので、これは念の為レベルでしたが、本体の容量が圧迫されている状態だと良い作用は無いと思い、不要なデータを外付けハードディスクに移したりして本体の使用容量を全体の1/3くらいにまで落としました。
ただ、これも何となくは分かっていましたがこれだけでは解消されず重いままでした…。
逆に普段から本体の容量いっぱいにデータを保存されているような方だと、これで結構改善されるという場合が多いようで、ぜひ一度試してみてください。
試したこと5.ネット環境の改善
最後に試したのがこのネット環境の改善です。
結論からお伝えすると、この改善によりだいぶ重いという症状は解消されました。
ネット環境の改善と言ってもネットの契約ごと変えるとか、プランを変更するとか、そう言った事ではありません。ぼくの場合Wi-Fi接続だったものを、有線接続に変えました。
これによってネットの接続が安定して、かつ高速になった事で画面共有で重いと言うことも改善されました。これだけじゃなくて、前述までの改善の積み重ねという事も考えられますが、最終的にはここで改善されました。
ただ、ご存じの通りMacBookには有線LANのポートがありません。そこでぼくはこのコネクターを購入して有線接続を実現しました。

特別な設定の必要はなく、接続するだけで有線接続が簡単に実現出来るのでかなりオススメです。ルーターから有線ケーブルを敷くのが若干面倒でしたが、仕事に支障の出ていた問題を解決出来たので大満足です。
ぼくが実際に購入した有線LANアダプターは、こちらからAmazonでご購入出来るので、改善したい方はぜひご検討ください!
その他にやったこと。
ぼくの場合は、ここまでの方法で改善されましたが、これ以外にも細かい事でいくつか意識して試したことがあったので、最後に記載しておきたいと思います。
もし、ここまでで改善されていない方は以下もぜひお試しください。
画面共有するデータのサイズを極力軽くする。
ぼくの場合、画面共有でpdfを展開することが多いです。
pdfの資料とかデザインをMTGでみんなで見るような機会が多いからなんですが、このpdfとかのデータ自体が重いとどうしてもPCの挙動は重くなります。
なので、MTGで画面共有することがわかってれば、そのデータ自体をなるべく軽い状態で書き出すことを意識していました。
ブラウザのキャッシュも削除しておく。
前述で「PC本体のキャッシュ」は削除したんですが、MTGでChromeを開いて画面共有することも多かったので、Chromeのキャッシュも削除しておきました。
MTGでWordpressを開いて操作説明をしたり、参考サイトやデザインを見る機会が多いような方は特にブラウザのキャッシュも削除しておいた方が良さそうです。
文字入力の不要な機能をオフ。
Macの場合、デフォルトで予測変換などのネット接続が必要となる機能や、ユーザー辞書がオンになっています。
MTG中に議事録を取ったりする場合に、文字入力で固まることもあったので、これも一応オフにしておきました。
もしこういった機能を使っている場合は、無理にオフにする必要はないと思いますが、文字入力とかで重くなっているような場合はこれをオフにすると解消されるかもしれません。
最後に
というわけで、今日は「Zoomの画面共有が重い時に試したい5つ(+α)のこと」をご紹介しました。
同じようにZoomが重いと悩んでいる方は、ぜひ1つずつ順番に試してほしいです。きっとどこかで解決するはずです。
特にぼくと同じような環境の方は、ネット環境の改善を試してみてください。
最後までお読み頂き、ありがとうございました!