嗚呼30歳になる…30歳までに独立してよかったこと、後悔したこと

こんにちは。株式会社Sokoageの伊藤です。

私ごとで非常に申し訳ないのですが、自分、この2月の末で30歳を迎えます。普段は年齢なんて関係ねーだろ、というスタイルで通しているのですが、どうしてもこの「30」という節目の歳には敏感に反応してしまいます。

今日はそんな30歳を迎える気分と、それまでに独立してどう感じたかを記事にします。独立をお考えの方は、一部反面教師として参考にしてみてください。

23歳で社会人デビュー

私実は浪人やらしているので、社会人デビューの際には既に少しお年をめしていました。

4年生大学(といっても結構特殊な理系学部)を出て、就職することとなりましたが、就活では割と苦労しました。大学時代にアルバイトで映写技師をやった経験から、映像系を志し、超大手のポストプロダクションを受けました。

なんとびっくり最終面接までいったのですが、ここで落ちてしまいました。映像系は諦め、普通の営業に。

この営業が地獄のような営業で、朝から晩までテレアポ。美容院や喫茶店、工場などの個人商店に照明器具、オフィス器具を売り込む毎日。速攻辞めました。

映像の世界に再び?

辞める際には次の職を決めていました。どうしても映像系への憧れが捨てきれず、超現場の助監督に。ここから監督にのし上がってやろうと思っていましたが、時代が違いました。

朝5時から撮影がスタートするのに、撮影が終わるのは朝の3時とか4時。ちょっと何言ってるかわからないのですが、「現場ってこんなもの」らしいです。速攻辞めました。

次に選んだのが、再び営業職。今回は外回りの営業で、鉄製品を仕入れて売る仕事でした。この仕事は割と相性がよかったみたいで、外回りなので1日の1/3くらいはサボれてたりします。会社の人たちとも相性が良く、2年くらい続けました。上司にも気に入られ、順風満帆だったのですが、ふと思います。

「サラリーマンきついな…」

朝7時に起きて満員電車にもまれ、夜は残業は無かったのですが20時くらいに家について、風呂入ってちょっとしたらもう寝る。延々とこのルーティンでした。職場環境はよかったのですが、仕事自体はそんなに興味のあることでは無かったので辞めることを決意。

ちょうどそのとき、私のイトコが独立して流行りの民泊で収入を得ていたので話を聞いて便乗。同時にオリジナリティのある映像系の仕事がしたいと言うことでドローンを始めることになりました。

25歳くらいで独立をしました。

独立時、割と収入は安定していた

独立当初はイトコと共同運営しながら民泊とドローンの二本柱で生計を立てていたのですが、割と安定しており借金しないと来月生活できない!という危機はありませんでした。

あと、ちゃんとバックボーンというかちゃんとやってます感が欲しかったので、ドローンに関しては仙台の正規代理店に知人のツテで住み込みで働き、ドローンに関するノウハウはその当時関西で同じ仕事を初めていた人よりもあったと思います。

ドローンを切っ掛けに映像制作もやろうと考えていたので、ドローンと映像制作に関しては最初は実績作りのためタダで仕事を受けてたりしました。この辺りは知人に声をかけまくってました。

ある程度実績ができてくると、ドローンと映像制作はそもそも単価がいい仕事なので、私くらいの生活水準ですと月に一件仕事があればなんとか生活はできるレベルでした。

独立2年目、一本に絞る

独立当初はあれやこれやとやってみていたのですが、結局自分は映像がしたいのだと言うことで、実績もそこそこたまっていた映像制作を主に事業を進めていくことになりました。この頃には民泊はもうサッパリ撤退して、ドローンも積極的に仕事をとっていたりはしませんでした。

映像制作はドローンよりお金のかかる仕事ですので、出ていく分も多かったですが、貯金もできるくらいにはなっていました。それからSokoageに合流し、法人化…という流れになります。

独立してよかったこと

ではあらましをお話させて頂いたところで、独立してよかったなーと思うことを列挙します。

  • 時間が自由
  • 人間関係に悩まない
  • 朝起きる時間がゆっくり
  • 起きてすぐ仕事にかかれる
  • 仕事が苦じゃない(気がする)

会社員のとき一番煩わしかったのが、人間関係でした。職場の人間関係プラスお客さんとの人間関係、さらには外注先との人間関係など、気にすることが多すぎて頭が沸騰してしまいそうでした。毎日のように「言いたくないこと」を抱えて、それでも仕事だから言わなければいけないジレンマに悩んでいました。

これが今ほとんど無く、会社員時代よりもお客さんと対等に話せている気がします。それにそもそも好きなことで独立しているので、仕事がそこまで苦ではありません。勿論しんどいこともありますが、それに見合ったバックを得られています。

ただやっぱりいいことばかりでは無く、後悔していることも…

独立して後悔していること

独立前にこうしておけばよかった…ということも多々ありまして…

  • 技術職の独立はもっと勉強、挑戦するべきだった
  • もっと貯金しておくべきだった
  • ツテをもっと広げておくべきだった
  • 太らない体作りをしておくべきだった
  • 生活のリズムは崩さないべきだった

ざっとこれくらいです…。

貯金とかスキルとかは言い出すとキリがないのですが、やっぱり独立前に一年間くらいはみっちり勉強しておきたかったです。実際にお客さんからの仕事を受け始めてしまうと、そうは言ってられず、今でもまだ基礎的なことで悩んじゃったりすることもあります。

あとはやっぱり生活についてです。なぜか独立すると太ります。朝の通勤などが無くなるのと、生活が不規則になってしまうので、この2年で10kgくらい太りました。書いててゾッとしました。

まとめ

誰も得しないSokoage伊藤の振り返りでしたが、いつか誰かに読んでもられるようにこれからも日々努力していこうと思います。

 

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PROFILEわたしが書きました

itotty

普段は動画制作をしてます。itottyです。
好きな映画は「ファイト・クラブ」、「ブギーナイツ」、エドガー・ライト作品全般などなど。映画がとにかく好きなので、映画と絡めて面白くて、わかりやすい記事を書いていきます!