嗚呼、『めちゃイケ』が終わる…

TV番組が新しく始まりは終わり…を繰り返す中、僕が子供の頃から見ていたバラエティ番組があります。

そうです。フジテレビの『めちゃ×2 イケてるッ!』です。

小さい頃から比較的TVっ子だった僕は、他にもたくさんの番組を見ていましたが、今でも続いていて毎週録画して見る程の番組は『めちゃイケ』くらいです。長きに渡り、土曜の8時を守ってきたバラエティ番組ですが、昨日(2017年11月4日)の放送で正式に終了が決定しました。

嗚呼、悲しい…

個人的に「めっちゃ面白かったー」という回は最近ありませんでしたが、小さい頃から生活リズムに組み込まれていた番組が終わってしまうのは悲しいです。

既にいくつかニュースになっていたりもしますが、自分でも”なぜ終わってしまうのか?” “今後はどうなるのか”と気になる事が多いので、色々と調べてみました。

『めちゃイケ』の歴史

『とぶくすり』というバラエティ番組を聞いたことはあるでしょうか?

1993年に始まった、この『とぶくすり』という深夜番組に”ナインティナイン” “極楽とんぼ” “よゐこ”達が出演していました。僕もリアルタイムでは見ていませんでしたが、めちゃイケの中で何度も思い出話として、この『とぶくすり』の話が出ていていますね。

この番組は半年で終わってしまうのですが、後に始まる『殿様のフェロモン』という番組にメンバーがそのまま出演したり、特番的に復活したりと、体裁を変えながら深夜番組としてメンバーは出演を続けていました。

そして、今の『めちゃイケ』の前身である『めちゃ×2 モテたいッ!』という番組が、1995年からスタート。このタイミングで、雛形あきこや鈴木紗理奈らが加わった。

その約1年後、1996年にゴールデン進出。ここで番組名を『めちゃめちゃイケてるッ!』にリニューアルして、以後21年に渡り土曜の8時を守ってきた。

メンバーのリアクションは?

極楽とんぼ:加藤浩次さん
僕自身は正直に言わせてもらうと、もう感謝しかないですね。見てくれた人、さらにスタッフ、一緒にやってくれた演者、これウソでもなんでもなく感謝しかないわ。あの当時、何にもないオレらを拾っていただいて。

当時、吉本興業に嫌われていましたしね。あの時、吉本興業のお偉いさんが『極楽とんぼは使うな』とフジテレビに言ったんだけどれども、フジテレビのスタッフの皆さんは『いやいや極楽とんぼでいきます』と言ってくれてね。使っていただいて、ゼロから全部、テレビというものを教えていただいて。

参照:Yahooニュース

極楽とんぼ:山本圭一さん
去年、あのような形で、また『めちゃイケ』さんに参加させてもらって、本当に恩しかございませんよ。ありがたいという気持ちしかないです。

参照:Yahooニュース

 

鈴木紗理奈さん
22年間、たくさんの人がかかわってきた。私の口からは言えない。

一番悔しい思いをしたし、一番泣いたし、一番厳しい番組だった。芸能界はこういう世界だという信念を教えてもらった。私の歴史に紐付く番組です。

参照:SANSPO.COM

 

ジャルジャルは、大阪のイベントに出演していたようですが、このタイミングでは『めちゃイケ』の終了についてコメントしていないようですね。

参照:SANSPO.COM

 

まだ発表から間もない事もあり、コメントが報道されているのメンバーは少ないですね。

ちなみに…

3日、複数のスポーツ紙が“「めちゃイケ」来年3月で終了”と伝えた。これを受けて、めちゃイケメンバーである岡村隆史(ナインティナイン)のInstagramには「めちゃイケ終わるのやだ!」「本当に来春で、終了しちゃうんですか?」などファンからの悲痛な声が殺到している。

引用:楽天WOMAN

という事で、僕と同じように一つの時代が終わってしまう…と感じてるファンも多いようです。

一方で、「ようやく終わるのか」「面白くない」などの否定的な意見もネットでは飛び交っています。もちろん全員が好きという事はありえないし、冒頭で書いた通り僕も最近はコレといった回がないと感じていたので、仕方ないかなぁーとは思うのですが、残念です。

なぜ、終わってしまうのか…

過去には最高視聴率33.4%を叩き出すなど、フジテレビの看板番組として人気を博した『めちゃイケ』が終わるには、それなりの理由があるのだと思います。

業界人でも、関係者でもない僕に本当の理由はわかりませんが、いくつかの理由が報道されています。

常に打ち切り説が流れている状態で、20周年の昨年も打ち切り濃厚とみられていたが結局、続行となった。やはり看板番組に手をつけるのはなかなか難しいものがあり、その結果“延命”してきた。だが抜本的な改革とはならず、ズルズルと低下する一方だった。

誰も打ち切りの決断を下せない中、今年6月に宮内正喜氏(73)がフジテレビの新社長に就任。「めちゃイケ」にとって、これが大きな転機となった。

引用:livedoor NEWS

新しい社長の方針である”コストカット”これが最有力の説ですかね?

確かに、最近では『めちゃイケ』が話題になる事もなく、周りでも見てる人が少なくなりました…結果を出せない長寿番組って、なかなか打ちきれないもんなんですかね。仕事しないのに役職だけある社員みたいな感じですね。笑

お笑いコンビ「ダウンタウン」の松本人志さんが5日に放送されたトークバラエティー番組「ワイドナショー」に出演。同局系の人気長寿バラエティー番組「めちゃ×2イケてるッ!」終了の話題を受け、「いわゆる“攻めた”企画はほぼできない。

やったらやったでお金もかかるし、時間もかかるし、体力もいるし、すごくコアなファンは面白かったですと言ってくれるけど、たいていそういう時は視聴率が悪い」と分析した。

引用:MANTAN WEB

今朝の「ワイドナショー」ですね。結局は視聴率の話ですが、松本さんの言う通り、スマホ・タブレットの普及でTVを見る人の数が激減して、動画を見る媒体としてTVは、スマホ・PCに次いで3位になってます。

ちょっと話は逸れますが、かつて絶対的広告媒体であったTVCMが、この現状を受けて変わりつつありますね。確実に増えてきているWebCMやSNSなどでの動画広告など、マーケティング的に見てもTVは予算も必要になってくるので、若者に訴求したい場合は別の方法が取られる事が多いです。ブランディングの側面もあるので、一概には言えないですが…

あとは、今回のオファーシリーズ「三浦大知さん」の特番が視聴率:10.1%だったようで、これが決定打になった…と個人ブログで書かれている方も多くいました。確かに、これまでのオファーシリーズに比べると物足りなかった気がしますよね…

まとめと今後

『めちゃイケ』は2018年3月で放送終了になる事が決定したわけですが、どんな新番組が始まるのか。これも気になりますよね?

これに関しては、いくつかの憶測が飛んでいるようなのですが…

「『めちゃイケ』に関しては、以前から、一部の出演者を残しての番組リニューアル案が浮上していたので、そのプランが進行しているのでは」(テレビ局関係者)

引用:livedoor NEWS

これは熱いですね!

『めちゃモテ』から『めちゃイケ』にリニューアルしたように、さらに進化して帰ってくる!みたいな展開が待っているかも知れません。(ただ、それだと視聴率やコスト的な問題は解決されませんが…)

また、それと同時に、『めちゃイケ』を打ち切りにしたところで、あの枠で放送させるに足る番組企画が何ひとつ存在していないのも問題です。打ち切り寸前でも、後釜番組が用意できないため消化試合として放送されているバラエティ番組はどの局にも複数存在している。今のフジテレビにはそんな企画が集まるような求心力は全くありません。

引用:exciteニュース

一方で、後釜となる決定的な企画や若手芸人がいない。という問題もあるみたいですね。

確かに、『めちゃイケ』の後を継げる芸人さんって想像できないですね…個人的には”千鳥”が大好きなので、やってほしい気もしますが…

 

いずれにせよ、一旦『めちゃイケ』は終わってしまいます。

ただ、まだ半年間の放送があり、それに向けた企画も発表されていました。次回の放送でレギュラーメンバーに終了を報告していくみたいですし、最後には感動のフィナーレと後釜番組の発表があると思いますので、楽しみにしながら引き続き番組を応援していきましょう!

気軽に参加できる無料オンライン相談会やってます。

「こんな事って出来るんですか…?」 「こんな課題があるんだけど、なにか手軽に出来ることないですか…?」
お問い合わせや資料請求するほどじゃないけど、クリエイティブ関連でちょっとSokoageに聞いてみたい。というラフな相談から始められる、無料オンラインミーディングです。

PROFILEわたしが書きました

みやざわ

『Sokoage Magazine』の管理人です。
Sokoageの代表として、デザイン/マーケティングの仕事をしています。 尊敬する人物は、ジャッキー・チェンとプロゲーマーのウメハラさん。K-POPと中華料理が大好きで、ゲーム・漫画・映画を嗜みます。北海道帯広生まれ。