コロナ以降、多くの企業がWebに注目しだし、補助金なども相まって「Webサイトのリニューアル」という業務が非常に増えました。
この記事では、初めての「Webサイトリニューアル」を経験される企業の担当者の方向けに、スムーズに納得のいくサイトにするために準備すべきものを5つ紹介していこうと思います!
はじめに
まず最初に、「Webサイトのリニューアル」について少しお話ししたいと思います。
今はどの企業も自社のWebサイトを所有していると思いますが、企業によってWebサイトに対する温度感は違うと思います。
極端に言えばWeb集客に力を入れている企業であれば熱量は高く、オフラインの集客を行っている企業はそこまで温度感は高くないはずです。
この記事では、僕らの体験上最も多い「今後Webの集客も考えているけど、とりあえずWebサイトを今よりよくしたい」とお考えの方に向けて記事を書いていきたいと思います。
①参考サイト(付けたい仕様)
最初に準備すべきは、「参考サイト」です。正直、これがあるかないかでその後のWeb制作のスムーズさがかなり変わってきます。
なぜこれが必要かと言えば、「参考サイト」があることで、ゴールが明確になるからです。Webサイトリニューアルといっても、Webのデザインが必ず絡んでくるのですが、このデザインが少しやっかいです。
慣れている方ならWebのデザインについて理解をしているのですが、もしWebサイトリニューアルが初めての場合は「自分の中の”良い”と感じる指標」がないかもしれません。そうなると制作の工程であっちにいったりこっちにいったりと難航してしまうケースが多いです。
併せて、「付けたい仕様」も一緒に考えておくべきです。例えばブログの投稿機能、EC機能、ページのフォーマット機能…などなど。これは運用のこともある程度考える必要があるので少し難しいかもしれないですが、Webサイトリニューアルが始まる前に必ずWeb制作業者に伝えておいた方がよいです。
②テキスト情報
続いてはテキスト情報です。テキスト情報とは、Webサイト中に記載していくテキストのことです(そのままです)。
例えばこのライティング業務も業者に任せる、というパターンが多いのですが、最低限「うちの会社のこういうことは書いておきたい!」という原稿は用意しておきましょう。
参考までに、一般的な企業が所有するページとそこに書くテキストを挙げておきます。
- TOPページ・・・企業のビジョンやキャッチ、サクッとした概要など
- ABOUTページ・・・企業概要、企業の所在地や歴史など「企業の自己紹介」ページ
- SERVICEページ・・・企業が提供しているサービスや商品に関する事
- WORKページ・・・企業の実績などを紹介するページ
メインどころはこんな感じです。こうやって分けてみるとわかりやすいと思いますので、各ページに記載したいテキスト情報を用意しておきましょう。
③画像(写真)
こちらも、写真撮影込みのWebサイトリニューアルだと基本的に業者に任せることになると思うのですが、Webサイトには画像が必要です。特にリニューアルとなると、写真が古いので「撮り直し」というパターンも多いです。
もし日常的に写真撮影を他の業者に依頼している場合などは、Webサイトリニューアル時に使いたい写真をまとめておくと良いと思います。
ただし、この「画像を当て込む」という作業は、どちらかと言えばWebサイトリニューアルのデザインがあがってきた段階で必要な画像を洗い出すケースが多いため、Webサイトリニューアルが始まった直後はどうしても使いたい画像のピックアップくらいでOKです。
④サイトの情報
続いてはサイトの情報です。何それ…?と思うかもしれませんが、ざっくりと言うならば下記。
- WordPressなどCMSのログイン情報
- サーバーのログイン情報
- ドメインのログイン情報
なんだそれ…?となってしまうかもしれませんが、基本的にこれらが無いとWebサイトのリニューアルは進められません。
なので会社内に聞き回ってゲットしてください。ドメインやサーバーについて詳しく知りたい方は下記をご参考に。
⑤心の準備
最後に必要なものは精神論ですが「心の準備」です。
Webサイトリニューアルというのは、例えるならば家のリフォームのようなものです。建て替え等を行うため、そこそこの体力を使います。
何よりも、Webサイトリニューアルが長引けば長引くほど、企業の担当者側は焦り、Web制作業者側は早く終わらせたいと思ってしまいます。
スムーズに、良いものを作るためには両者の協力が必須ですし、事前によく業者に確認したり、後出しの修正を極力少なくすること、つまり本当に真剣に考えることが大切です。
まとめ
いかがだったでしょうか。企業が初めてWebサイトをリニューアルするときに準備する5つを紹介しました。
Webサイト自体、年々重要性が増してきていますので、ご参考になれば幸いです。